リンク
お気に入りブログ
前田画楽堂本舗最新の記事
記事ランキング
ブログジャンル
カテゴリ
全体ご挨拶・このブログの使い方 INDEX・SONGS INDEX・LIVE INDEX・WHO'S WHO SONG SETLIST WHO'S WHO CD 口上 未分類 タグ
HYMN/CAROL/TRAD(21)
MUSICAL/OPERA(16) MOVIE(12) CHRISTMAS(11) PEACE(9) BEATLES(9) GRAMMY(7) GERSHWIN(6) LATIN/BOSSA(5) CHANSON(4) DUKE ELLINGTON(4) JOHNNY MERCER(3) RODGERS-HART(2) SAMMY CAHN(2) COLE PORTER(2) RODGERS-HAMMERSTEIN(1) TV(1) VICTOR YOUNG(1) HENRY MANCINI(1) HAROLD ARLEN(1) 以前の記事
2016年 01月2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 08月 2013年 03月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 09月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 03月 2007年 12月 その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
画像一覧
|
五木の子守唄 part 2
五木の子守唄 Part 1 に続いて、代表的なカバー曲や参考図書を紹介いたします。
【 カヴァー 】 画期的なCDがリリースされています。 その名もズバリ、「五木の子守唄の謎」(キング 03年) これまで紹介した歴史的ヴァージョンや人吉、複数の五木地区の古老(伝承者)達の貴重な詠唱を始め、歌謡曲、浪曲等のビッグネームの演奏が収録されています。英語ヴァージョンもあります。クラシック界は勿論、我がジャズ界からも、66年3月の来日時に録音されたHelen Merrillのヴァージョンが収録されています。編曲は前田憲男。 当時はまだ知る人ぞ知る存在だった山本邦山(ヘレンの指名だとか)の尺八をバックに日本語で歌っています。 ヘレンのオリジナル全曲が聴きたい方はこちら→「イン・トーキョー&シングス・フォーク」(キングレコード) この編集CDは民謡ファンに留まらず、広く、音楽を愛する方にお勧めです。 タイトルをクリックすれば、Amazonのサイトが開き、各45秒程度ですが、全曲試聴できますので、ほんのさわりではありますが、Part1等でこれまで書いてきたことも、直接、ご自身の耳で確認出来ます。 否、このCDの前では、私のこの記事など不要かも知れません。 上記以外の演奏で敢えて、若干の落ち穂拾いをしてみましょう。 美空ひばりが1960年に歌った「哀愁波止場」(作詞:石本美由起、作曲:船村徹)で、この歌の前記1の歌詞の一部が引用されています。62年、彼女は「ひばり民謡集」でこの曲を採り上げます。現在では、4年後の「ひばり民謡を歌う」と併せて1枚のCD「民謡を歌う」(コロンビア 98年)に収録されています。 バッキングは原信夫と#&♭。アルバム全編を通じて、ジャズ風や歌謡曲風、はてはマンボ風のアレンジが施され、残念ながら、民謡ファンからの評価は今一のようですが、この歌はその中ではストリングス主体で比較的原曲(勿論、人吉ヴァージョン)を活かしたシンプルなアレンジとなっています。この曲に限らず、個人的な好き嫌いは別として、ジャズでも何でも歌いこなすひばりの歌のうまさには脱帽です。 なお、「コロムビア至宝シリーズ SP盤編 美空ひばり民謡お国めぐり」(コロンビア 06年)にも収録されています。 折角ですから、ジャズから、もう一つ。 前記ヘレン・メリルも親日家で一時は日本で暮していましたが、コルトレーンの音楽性を継承するドラマー、Elvin Jones エルヴィン・ジョーンズも親日家として知られています。 奥さん(ケイコさん)が日本人で、よく来日していました。 この歌(クレジットは"Lullaby of Itsugo Village")は彼のレパートリーの一つとなっています。 93年のEnja盤"It Don't Mean A Thing"でも披露していますが、ここでは、72歳のバースディ・ライヴを。 "The Truth: Heard Live at the Blue Note"(Half Note 04年) 強烈に鼓舞するエルヴィンのドラミングを受けて、ゲストのマイケル・ブレッカー(sax)が咆哮しています。(99年NYのBlueNoteで収録) 【 参考図書 】 Part 1 本文中に掲げたものの他、下記。 千藤幸蔵・長田暁二編「日本民謡選集」 ドレミ楽譜出版社 08年 畠山兼人 編 「民謡新辞典」 明治書院 79年 仲井 幸二郎 他編 「日本民謡辞典」 東京堂出版 72年 西舘好子「うたってよ子守唄―あの日あの時母のぬくもり」 アートヴィレッジ 03年 Part1 へ戻る → 五木の子守唄
by Eiji-Yokota
| 2009-07-03 22:43
| SONG
|