Naomi's Choice 小柳有美の歌った歌
by Eiji-Yokota
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
リンク
お気に入りブログ
前田画楽堂本舗
最新の記事
Instant Karma!..
at 2016-01-10 18:20
Out There! Ja..
at 2013-12-29 00:32
Out There! J..
at 2013-11-24 16:56
Out There! J..
at 2013-11-20 01:11
銀の琴 op.7 in TO..
at 2013-10-04 19:30
東京倶楽部(水道橋店)にて
at 2013-08-25 11:16
SANTANA Second..
at 2013-03-23 16:55
A TIME TO KEEP..
at 2013-03-02 19:00
Stardust ..
at 2012-11-25 13:57
Stardust ..
at 2012-10-08 20:21
記事ランキング
ブログジャンル
カテゴリ
全体
ご挨拶・このブログの使い方
INDEX・SONGS
INDEX・LIVE
INDEX・WHO'S WHO
SONG
SETLIST
WHO'S WHO
CD
口上
未分類
タグ
(21)
(16)
(12)
(11)
(9)
(9)
(7)
(6)
(5)
(4)
(4)
(3)
(2)
(2)
(2)
(1)
(1)
(1)
(1)
(1)
最新のコメント
長文のコメント、ありがと..
by Eiji-Yokota at 01:32
私は昭和34年に露風が書..
by 田舎暮らし at 10:49
コメントありがとうござい..
by Eiji-Yokota at 11:00
コメントありがとうござい..
by Eiji-Yokota at 06:06
記事から7年目のコメント..
by as at 11:48
お久しぶりです。時々、貴..
by Eiji-Yokota at 21:11
お久しぶりです。 ジョ..
by shintaromaeda at 18:50
素晴らしい。 そうだっ..
by びっくりぽん at 18:19
30分にボーンとなる時計..
by 生後313ヶ月 at 23:07
2014年8月~9月大き..
by 生後313ヶ月 at 23:02
ようこそ、Naomi's..
by Eiji-Yokota at 05:59
"Everytime W..
by 通りすがり at 12:14
大阪も最高でした♪
by motoharublues at 13:11
勉強に成りましたー。Yo..
by エディまーくん at 16:38
味のあるかっこいいジャケ..
by motoharublues at 22:27
はじめまして長田元春とい..
by motoharublues at 22:54
コメントありがとうござい..
by Eiji at 10:38
トラックバックを頂きまし..
by わーきんぐまざー at 22:52
YES but it'..
by Eiji-yokota at 20:31
I would like..
by ziggy at 21:14
以前の記事
2016年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 08月
2013年 03月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 03月
2007年 12月
ブログパーツ
ファン
画像一覧


タグ:GRAMMY ( 7 ) タグの人気記事

Summertime    Part 2

- 1935年 George Gershwin + DuBose Heyward -
c0163399_22522850.jpg

Part1 から続く
Part2では、カヴァー曲のご紹介を中心にお話しします。
(冒頭の画像はオムニバス盤「サマータイム」(ユニバーサル 05年) エラ、サラ、カーメンからナラ・レオン、カエターノ・ヴォローゾまで。)

今日ではガーシュウィンの作品の中でも代表作と目され、最も有名で人気も高く、スタンダード・ナンバーとして不動の地位を占めるに至っていますが、Part1でも触れましたが、発表当初はオペラ自体もこの曲も、必ずしも世間は万雷の拍手で迎えた訳ではありませんでした。
特に、アフリカ系アメリカ人は、デューク・エリントンを始め批判的姿勢を見せていました。
まがいもの、借り物のニグロ音楽、古臭い音楽形式…と言う訳です。

ご注意:本文末尾に2個のテキスト広告が表示されることがありますが、これはブログの運営会社エキサイトが行っているものであり、当ブログは全く関与しておりません。

More    ここをクリック
[PR]
by Eiji-yokota | 2010-07-11 00:00 | SONG | Comments(0)

Summertime    Part 1

- 1935年 George Gershwin + DuBose Heyward -
c0163399_22345067.jpg
1935年9月30日 ボストンのコロニアル劇場で試験興行(トライアウト/プレヴュウ)され、10月10日よりNY、ブロウドウェイ、アルヴィン劇場(現:ニール・サイモン劇場)でギャラ・オープンしたガーシュウィンのオペラ"Porgy and Bess"の挿入歌。

今日ではガーシュウィンの作品の中でも代表作と目され、最も有名で人気も高く、スタンダード・ナンバーとして不動の地位を占めるに至っていますが、発表当初はオペラ自体もこの曲も、必ずしも世間は万雷の拍手で迎えた訳ではありませんでした。


c0163399_22352648.jpg
右画像はオペラ"Porgy and Bess"を創り上げた3人。
左から順にジョージ・ガーシュウイン(作曲)、デュボウス・ヘイワード(原作、脚本、作詞)、アイラ・ガーシュウィン(作詞、ジョージの兄)
原作はヘイワードのベスト・セラー小説"Porgy"(Doubleday & Company Inc, 1925年)。
また、デュボウスと妻のドローシーの脚本で、1927年10月10日からギルド劇場(現オーガスト・ウィルソン劇場)で3幕の演劇として上演されています。
オペラ化を提案したのは、ジョージ・ガーシュウィンでした。
上記3人はヘイワード夫妻の脚本をベースに共同で新しく曲を書き下し、新たなオペラを造り上げます。

以下に、"Porgy and Bess"及びこの曲の誕生の経緯を見ていきましょう。

ご注意:本文末尾に2個のテキスト広告が表示されることがありますが、これはブログの運営会社エキサイトが行っているものであり、当ブログは全く関与しておりません。

More    ここをクリック
[PR]
by Eiji-Yokota | 2010-06-03 21:02 | SONG | Comments(0)

The Girl From Ipanema / Garota de Ipanema          「イパネマの娘」 Part 2

- 1962年 Vinicius de Moraes + Antonio Carlos Jobin  /Norman Gimbel -
c0163399_17401584.jpg

3. カヴァー  Covers

1990年のBMIの調査によれば、この曲は300万回以上演奏され、歴代5位。彼の他の6曲も100万回以上演奏されたとか。彼の上を行くのはビートルズだけでした。
ジョビンはこの件について、好んでこうコメントしました。
「彼等は4人で、しかも英語で歌うんだよ」(注)

と、言う訳で、この曲のカヴァー紹介はとてつもない作業です。

で、今回は安易に企画ものアルバムに逃げることにしました。
日本編集版の「イパネマの娘100%」(BMG 04年)を。
小野リサ、渡辺貞夫、日野皓正、ガル・コスタ、ケニーG、アーサー・フィドラー、ジェイムズ・ゴールウェイと各分野から…
おそらく、世界中でもっともボサが好まれている国は日本でしょう。
この原因として色々な要素を挙げることが出来ますが、その一因として、渡辺貞夫と小野リサの活動を外すことは出来ないでしょう。

More    続きはこちら
[PR]
by Eiji-Yokota | 2008-12-09 23:39 | SONG | Comments(0)

Fly Me To The Moon [ In Other Words ] 「月に飛ぶ想い」

- 1953年 Bart Howard -

c0163399_23121167.jpg


ジャズのスタンダードの枠を超えて、広くポピュラー音楽全般を通じて、人気が高い曲です。
米国のソングライターの「名声の殿堂」の1999年"Towering Song"受賞作品でもあります。 → SHOF
これは何年にも亘って文化に影響を与えた曲を毎年顕彰するものです。
しかし、この曲の誕生からの今日までの道のりは必ずしも順調ではありませんでした。

少し長くなりますが、その道のりを、採り上げたアーティストの動き及び歴史的・社会的背景を見ることでお話ししたいと思います。そしてその後のカヴァー状況を併せて、以下、3部構成で紹介したいと思います。

More    こちらをクリック
[PR]
by Eiji-Yokota | 2008-09-04 19:51 | SONG | Comments(0)

What A Wonderful World 「この素晴らしき世界」

- 1968年 Robert Thiele + George David Weiss -
c0163399_0343776.jpg

ジャズ界の巨人、サッチモことルイ・アームストロングの晩年のヒット曲であり、最初から彼の為に作られた曲です。
(冒頭画像はアルバム"What A Wonderful World"(ABC)のジャケット)
いつ聞いても心が洗われるような素晴らしいメロディと歌詞だと思います。
そして、サッチモのダミ声がまたこの曲によく合っています。
ABCレコードのプロデューサーのボブ・シール(注1)は、“Hello Dolly”に次ぐサッチモの曲のアイデアを練っていました。これまでのデキシーランド・ジャズ風の軽快なリズムではなく一味違う曲をやってもらいたいと、作曲家のジョージ・ディヴィッド・ワイス(注2)と相談しながら、自らもGeorge Douglasのペン・ネームで、当時エスカレートする一方のヴェトナム戦争と荒廃ムードに陥ったアメリカに胸を痛めて、平和な世界を夢見るこの歌詞を(二人で)書きました。(歌詞は後記参照)
しかし、曲名に反して、この曲が世に出る迄には、内部では「一波乱」があったのです。
ABCレコード社長のラリー・ニュートンはボブ・シールのこの方針が全く気に入らず、録音を妨害しようとまでしました。当然ながら録音した曲のシングルの販売についても反対し、周囲の説得でようやくリリースに同意しましたが、意図的に宣伝の手抜きをしたとボブ・シールは自著(注3)に記しています。その為でしょうか、米国でのシングル盤リリースの際は、マイナーヒット程度に留まりました。しかし、英国では堂々No.1ヒットを記録。当時のNo.1最年長記録を更新(66歳10月)しました。アルバム制作を望む英国からの強い要求に、さしものニュートンも折れ、サッチモの生涯最高売上を記録する上記アルバムはこうして作成されることとなったのです。

c0163399_1495674.jpg
やがて、この曲はいくつかの映画でも採用され、また、ダイアナ・ロス、アン・マレー始め、様々なアーティストがカバーし、愛と平和の歌としての地位を確立していきます。(ボブ・シールは自分の奥さんのTeresa Brewerにも歌わせています)
日本でもCMに採用され、すっかり、お馴染みになりました。

関連する映画の中から一つだけ、ご紹介しましょう。
87年公開された"Good Morning Vietnam”はヴェトナム戦争当時、前線の兵士を鼓舞する為に呼び寄せられたDJの物語で、異色の反戦映画として名高い作品です。
映画公開当時、この曲はリバイバル・ヒットしました。

さて、最後に、この曲と彼の最晩年(死の前年)におけるエピソードをご披露したいと思います。
1970年、彼の70歳を記念する、後に"Louis Armstrong And His Friends"(RCA)と呼ばれるアルバムが制作されていました。
c0163399_1483136.jpg
多くのアーティストが集まりました。
バックコーラスとして、なんとマイルス・ディヴィスやオーネット・コールマンまで加わっています!
サッチモはこの中でニルソンのヒット曲の"Everybody's Talkin'"やジョン・レノンの"Give Peace A Chance"、ピート・シーガーの"We Shall Overcome"などを採り上げます。
そして、オリヴァー・ネルソンのオーケストラをバックに再びこの曲が録音されました。

イントロが始まると突然、サッチモは次のようなことを語り始めました。

若い連中が俺に言うんだ
「素晴らしき世界」って一体なんなんだい?
各地に広がる戦争、飢餓や汚染をどう思ってるんだい
世界はちっとも素晴らしくはないぜ、って

よし、このおいぼれの言うことを少し聞いてくれよ
俺にはなあ、世界はそんなに悪くはないように思えてならないんだ
そう思って行動すればね
愛だよ、ベイビー、愛
それが秘訣さ
もっと俺達が愛し合えば、世界はきっと良くなる
それがこのおいぼれがずっと言い続けて来たことなのさ

そしてサッチモは歌い出すのです。

♫ 私の眼に映るもの
  木々の緑、バラの赤
  花開いている
  私とあなたの為に
  そして私はつくづく思う
  この世界は、なんて素晴らしいのだろうと

歌詞全文はこちらを参照。
1999年、この曲はグラミー賞の名声の殿堂入りを果たします。

そして、この曲はシンガー、有美さんにとっても、特別な思い出がある1曲でもあります。
しかし、その話はまた別の機会に。


注1) 1922年7月27日-1996年1月30日 レコード・プロデューサー ジャズ・ミュージシャンとしてもクラリネットを演奏。
17歳でSignature Recordsを創業。 レスター・ヤング、エロール・ガーナー、コールマン・ホーキンス等を録音。
その後、デッカ、キャピトルと渡り歩き、61-69年にImpulseレコードの責任者となる。その親会社がABCレコード。この時期、彼はジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、アルバート・アイラーそしてデューク・エリントン等と組んでジャズ史に残るレコーディングを行いました。そして、最も売れたLPは、今回の"What A Wonderful World"でした。

注2) 1921年4月9日ー NY生まれ 作曲家
代表作にThe Lion Sleeps Tonight 
共作に Lullaby of Birdland 、Can't Help Fallin' in Love
1984年 "Songwriters Hall of Fame"入り。

注3) What a Wonderful World:A Lifetime of Recordings (Oxford)



アフィリエイトのお知らせ
上記のアルバムに関心のある方は、アルバム名をクリックすれば、リンクしている販売業者のサイトで詳細を確認できます。購入の判断等はご自身の責任でお願いします。
[PR]
by Eiji-Yokota | 2008-07-05 11:21 | SONG | Comments(2)

The Girl From Ipanema / Garota de Ipanema          「イパネマの娘」 Part 1

- 1962年 Vinicius de Moraes + Antonio Carlos Jobin    /Norman Gimbel -
c0163399_19195596.jpg

ボサノヴァの名曲。 (上の画像は67年公開の同名映画のサントラ盤のジャケット)

1.誕生   The song was born
ブラジル、リオ・デジャネイロ。
その南部に位置するイパネマ。
そのほぼ中央部にその店はありました。
リオで一番うまいショッピ(生ビール)を飲ませるバール(軽食店)"Veloso(ヴェローゾ)"。
その日も昼間から常連の二人の男が仲間達と共に生ビールをあおっていました。
一人はヴィニシアス・ヂ・モライス、詩人にしてブラジル政府の外交官。(1913 - 1980 WHO'S WHO 参照 )
もう一人はトム・ジョビンことアントニオ・カルロス・ジョビン。(1927- 1994 作曲家、ピアニスト WHO'S WHO 参照)
モライスが詞を書き、ジョビンがメロディを生み出し、二人のコンビは50年後半からリオで興ったボサノヴァ・ムーヴメントを牽引してきました。

悪戯好きの「創造の神様」はこの時、一人のミューズを二人の前に遣わします。

More    ここをクリック
[PR]
by Eiji-Yokota | 2008-06-17 20:01 | SONG | Comments(0)

La Vie en rose  「ばら色の人生」

- 1945年 Edith Piaf + Louis Gugliemi ? -
c0163399_22524983.jpg

エディット・ピアフ(1915年12月19日-1963年10月11日)はフランスの国民的歌手。
この曲は彼女の代表作であり、且つシャンソンの枠を超えた世界的スタンダード・ナンバーとして知られています。
上の画像は“The Voice of the Sparrow: The Very Best of Edith Piaf”(Capitol  91年)のジャケット写真

彼女の生涯については是非触れておきたいところですが、本人による自伝(注)、近親者の回想録や数多くの伝記があるのですが、生まれた場所からして様々な説があり、真相が不明な点が多々あります。
(注) 興味のある方は下記をクリックください。
「わが愛の賛歌」 エディット・ピアフ 晶文社

わずか47年のその人生は波乱に満ちたもので、とてもこのスペースで語りつくすことは出来ません。
いずれにせよ、幼くして人生の辛酸を経験し、所謂パリのストリート・チルドレンとして育っていった彼女の歌声は声量豊かで且つ「魂の叫び」と呼ばれる肺腑をえぐるような、一度聴いたら忘れられない響きがありました。
興行師ルイ・ルプレはそんな彼女の才能を見出し、142cmの小柄なエディット・ジョヴァンナ・ガシヨンにLa Mome Piaf(小さな雀)と言う愛称を与えます。
天性の才能に加え、後に自ら志願してレイモン・アッソーの特訓を受け、基礎からやり直して、唯一無二の表現力を身につけた彼女は、自力でスターダムに駆け上がっていきます。

ピアフの死が公表された時(上の死亡年月日。本当は前日に亡くなっていたそうです)、彼女の死を嘆き悲しむ無数の人々が路上に現れ、パリの商店は弔意を表して休業し、ペール・ラシェーズ墓地には4万人以上のファンが訪れ(6万と言う説もある)、パリの交通が完全にストップしたと言われています。

c0163399_23143758.jpg
2007年公開された彼女の伝記映画 "La Mome"(勿論ルプレの命名からとったものです。小娘、チビとでも訳しましょうか。邦題「愛の讃歌」。因みに米国でのタイトルは"La Vie En Rose" この辺りはお国事情が出ていて面白いですね)は地元フランスでは10人に1人が見たそうです。真偽の程はさておき、死後40年経ってもなお彼女の人気はフランスでは高いようですね。(この映画でピアフを演じた主演女優のマリオン・コティヤールは2008年度アカデミー主演女優賞に輝きました)

以下、この歌に関する彼女をめぐるエピソード中心に記します。

ピアフは数多くの男性との出会いと別れを繰り返しますが、それらは同時に生涯のレパートリーとも言うべき数々の運命的な曲との巡り合いでもありました。
例えばー
マルセル・セルダン(*) "Hymne a l'amour 「愛の賛歌」"  49年
ジョルジュ・ムスタキ   "Milord 「ミロール」"  59年

そして、この曲はイヴ・モンタンへの想いから生まれたと言われています。

モンタンについては、このブログの"Autumn Leaves「枯葉」"で簡単に触れていますので、関心のある方はこのタイトルをクリックしてご参照ください。
先の自伝(注)では、ピアフはモンタンの為にわざわざ1章を割いて、その特訓ぶりと評価を綴っています。以下その内容を少しだけ…
既にスターとなっていたピアフはイタリア移民の子、モンタンの才能を発見し、ジャズ・ポップス系のアメリカナイズされた彼の「改造」にとりかかります。
カウボーイスタイルをやめさせ、口に鉛筆を喰わえさせて訛りを直し、一から歌を訓練し直し、一緒のステージに立ち、彼を人気スターに育てます。丁度ルプレがピアフの才能を見出し、アッソーが特訓により彼女の才能を開花させたように。
師弟にして愛人と言う関係が数年続きますが、モンタンが「枯葉」で人気歌手になり、二人の関係は終わります。

なお、ピアフはスターになってからの尊大な態度がとかく喧伝されていますが、(恋愛関係の有無を問わず)シャルル・アズナーブル、ジルベル・ベコー、ムスタキ始め多くの才能をその後も育て続けたのも事実です。

このブログの主たるミッションは曲の紹介ですから、ここで改めてピアフのオリジナル歌詞を確認・紹介しなければなりません。しかし、私のフランス語能力はお話しにならないレベルですから、インターネット等で複数の英語の逐語訳を探し、あるいは翻訳ソフトを使ったりして、それらを原詞と比べながらピアフのオリジナルの私なりの解釈を試みました。
その一部を掲載します。
大要次のような歌詞で始まります。
(シャンソン、フランス語に詳しい方、おかしいところがあったらご指導ください)

♫♫
私にそそがれるまなざし
唇で隠れて見えない微笑み
それが私の愛した人の偽りのない肖像

彼は私を抱きしめ優しく語りかける
私には人生はばら色にみえる
♫♫

以下愛される喜びが綴られていきます。
例えば、ちょっとドキっとさせられる、次のようなフレーズもあります。

♫♫
果てることのない愛の夜、夜、夜
大きな喜びが打ち寄せる。
悲しみも悩みも消えてしまうわ
幸せな幸せな愛の終わり…
♫♫

(なお、仏語歌詞全文はこちら)
日本語の「薔薇色」と言う言葉には「薔薇色の未来」と言うように独特の前向きで華々しいニュアンスがありますが、多分、ピアフが使っているこの単語(rose)は、文脈から判断すると、先ほどの「人生はばら色にみえる」と言う箇所についても、「人生ピンク色ね」位のニュアンスに近いのではないかと思います。皆さんのご意見をうけたまわりたいところです。

この歌が生まれようとしていたとき、まだフランスはドイツの占領下にありました。
ピアフに多くの曲を提供したマルガリータ・モノーは、ピアフが書いたこの歌詞を見て「くだらない」として曲をつけることを拒否したと言うエピソードが伝わっています。この為、ピアフはこの曲を一人で完成させねばなりませんでした。
現在、作曲家としてクレジットされているのはルイ・グリェーミュ、(1916年4月3日~1991年4月4日 バルセロナ生まれ 通称Louiguy「ルイギ」)。
しかし、ピアフ自身は、自分が作曲したと言っています。当時ピアフはフランスの音楽家作曲組合に(試験の合格前だったので)登録していなかった為、ルイギの名を使ったと。先のエピソードも、ピアフは先に曲をあらかた作っており、後でつけた歌詞をモノーに示したところ、酷評されたと言うことになっています。
是非ルイギの主張も聞きたいところですが、最早手遅れですね。
結局、ピアフはこの曲を友人のマリアンヌ・ミシェルに提供するのですが、ミシェルの歌がヒットしたので、ピアフ自身も録音してリリース(47年)することとなります。
c0163399_231417.jpg
ルイ・アームストロングなどが歌っている英語歌詞はMack Davidによるもの。
(マックは何度もこの歌を別のタイトルで訳しますが、ヒットしませんでした。ようやく原タイトルに戻したものをサッチモが見出して録音し、50年に世界的なヒットを記録しました。なお、英語歌詞全文はこちら)
後にピアフ自身も(最大のマーケットたる米国市場を意識してーー彼女は度々渡米しています)英語版を録音しています。
内容的にもニュアンスが少し違うーー私に言わせれば英語版はおとなしいと言うか、原詞が強烈と言うかーーので、この手の訳詞は原詞とは別の作品と考えて接する方が良さそうです。
(丁度、同じピアフの名曲「愛の賛歌」に岩谷時子さんが付けた歌詞のように。これはこれでとても素敵な歌詞ですね。因みに日本語の歌詞は他に中原淳一、薩摩忠のもの等があります)
この他にも様々な各国語の訳詞が作られ歌われています。
有美さんも自分なりの歌詞を書く為に、あらためてフランス語の歌詞の単語を一つ一つ辞書を引きながら意味を確かめたそうです。その上で、自分なりの溢れる思いで出来たものと。
当然、そこには直接的にせよ、間接的にせよ、彼女のこれまでの人生や体験が投影されていることでしょう。
有美さんが歌った歌詞全文を末尾に掲載していますので、ご覧ください。
これが彼女の La Vie en rose です。

その他にも多くのアーティストがこの曲を歌っています。
ピアフとは対照的に脚線美を誇ったドイツの女優、歌手のマレーネ・ディートリッヒもその一人です。ディートリッヒは14歳年下の彼女を可愛がり、親交を続けます。
二人ともナチスに対して徹底的に抵抗したことも共通点ですね。
(ドイツ人の彼女にとって、表面的には祖国に反することになるので、苦悩も深かったようです)

彼女の自叙伝によれば、先のマルセル・セルダン(*)の非業の死をピアフに伝えたのは彼女だったそうです。

(*) 1916 - 1949 旧フランス領アルジェリア出身。ボクシング元ミドル級チャンピオン。奪取されたタイトルのリターンマッチの為、その日NYへ向かっていました。二人は彼を空港まで迎えに行く予定でした。セルダンは当初は船便で行く積もりでしたが、ピアフに「早く逢いたい」と言われ、急遽搭乗した飛行機が墜落し落命します。

映画でも採り上げられ、たとえば、オードリー・ヘプバーン主演の"Sabrina"「麗しのサブリナ」(Paramount 54年)で、(パリ帰りと言う設定の)彼女自身がフランス語で歌っています。

この曲は1998年にグラミー賞「名声の殿堂」入りを果たします。

******************************
La Vie en rose

by Naomi Koyanagi

私を抱いて 強く 強く
時がとまるように
燃える口づけ 甘い吐息
絡まる指先

あなたの中で 溶けていくわ
全てを忘れて
薔薇の花の香りに 酔いて惑う 蝶のように

恋の炎に 身を任せて 揺れていく  

恋は不思議ね 全てを変える
生きる意味さえ 昨日とは違うの

交わす言葉は 花のようね
(ほら)空に舞い上がる

愛しているわ 愛してるのよ
息も止まるほど

あなたの鼓動
あなたの声
あなたの唇
薔薇の花に埋もれて あなただけを感じている

私を抱いて 強く 強く
Oh, LA VIE EN ROSE

******************************************
なお、有美さんは、彼女のHPの「My Poem」にも、この詞(詩)とコメントを掲載していますので、そちらもご参照ください。

アフィリエイトのお知らせ
上記のアルバムに関心のある方は、アルバム名をクリックすれば、リンクしている販売業者のサイトで詳細を確認できます。購入の判断等はご自身の責任でお願いします。
[PR]
by Eiji-Yokota | 2008-03-19 13:58 | SONG | Comments(0)