Naomi's Choice 小柳有美の歌った歌
by Eiji-Yokota
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What A Wonderful World 「この素晴らしき世界」

- 1968年 Robert Thiele + George David Weiss -
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ジャズ界の巨人、サッチモことルイ・アームストロングの晩年のヒット曲であり、最初から彼の為に作られた曲です。
(冒頭画像はアルバム"What A Wonderful World"(ABC)のジャケット)
いつ聞いても心が洗われるような素晴らしいメロディと歌詞だと思います。
そして、サッチモのダミ声がまたこの曲によく合っています。
ABCレコードのプロデューサーのボブ・シール(注1)は、“Hello Dolly”に次ぐサッチモの曲のアイデアを練っていました。これまでのデキシーランド・ジャズ風の軽快なリズムではなく一味違う曲をやってもらいたいと、作曲家のジョージ・ディヴィッド・ワイス(注2)と相談しながら、自らもGeorge Douglasのペン・ネームで、当時エスカレートする一方のヴェトナム戦争と荒廃ムードに陥ったアメリカに胸を痛めて、平和な世界を夢見るこの歌詞を(二人で)書きました。(歌詞は後記参照)
しかし、曲名に反して、この曲が世に出る迄には、内部では「一波乱」があったのです。
ABCレコード社長のラリー・ニュートンはボブ・シールのこの方針が全く気に入らず、録音を妨害しようとまでしました。当然ながら録音した曲のシングルの販売についても反対し、周囲の説得でようやくリリースに同意しましたが、意図的に宣伝の手抜きをしたとボブ・シールは自著(注3)に記しています。その為でしょうか、米国でのシングル盤リリースの際は、マイナーヒット程度に留まりました。しかし、英国では堂々No.1ヒットを記録。当時のNo.1最年長記録を更新(66歳10月)しました。アルバム制作を望む英国からの強い要求に、さしものニュートンも折れ、サッチモの生涯最高売上を記録する上記アルバムはこうして作成されることとなったのです。

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やがて、この曲はいくつかの映画でも採用され、また、ダイアナ・ロス、アン・マレー始め、様々なアーティストがカバーし、愛と平和の歌としての地位を確立していきます。(ボブ・シールは自分の奥さんのTeresa Brewerにも歌わせています)
日本でもCMに採用され、すっかり、お馴染みになりました。

関連する映画の中から一つだけ、ご紹介しましょう。
87年公開された"Good Morning Vietnam”はヴェトナム戦争当時、前線の兵士を鼓舞する為に呼び寄せられたDJの物語で、異色の反戦映画として名高い作品です。
映画公開当時、この曲はリバイバル・ヒットしました。

さて、最後に、この曲と彼の最晩年(死の前年)におけるエピソードをご披露したいと思います。
1970年、彼の70歳を記念する、後に"Louis Armstrong And His Friends"(RCA)と呼ばれるアルバムが制作されていました。
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多くのアーティストが集まりました。
バックコーラスとして、なんとマイルス・ディヴィスやオーネット・コールマンまで加わっています!
サッチモはこの中でニルソンのヒット曲の"Everybody's Talkin'"やジョン・レノンの"Give Peace A Chance"、ピート・シーガーの"We Shall Overcome"などを採り上げます。
そして、オリヴァー・ネルソンのオーケストラをバックに再びこの曲が録音されました。

イントロが始まると突然、サッチモは次のようなことを語り始めました。

若い連中が俺に言うんだ
「素晴らしき世界」って一体なんなんだい?
各地に広がる戦争、飢餓や汚染をどう思ってるんだい
世界はちっとも素晴らしくはないぜ、って

よし、このおいぼれの言うことを少し聞いてくれよ
俺にはなあ、世界はそんなに悪くはないように思えてならないんだ
そう思って行動すればね
愛だよ、ベイビー、愛
それが秘訣さ
もっと俺達が愛し合えば、世界はきっと良くなる
それがこのおいぼれがずっと言い続けて来たことなのさ

そしてサッチモは歌い出すのです。

♫ 私の眼に映るもの
  木々の緑、バラの赤
  花開いている
  私とあなたの為に
  そして私はつくづく思う
  この世界は、なんて素晴らしいのだろうと

歌詞全文はこちらを参照。
1999年、この曲はグラミー賞の名声の殿堂入りを果たします。

そして、この曲はシンガー、有美さんにとっても、特別な思い出がある1曲でもあります。
しかし、その話はまた別の機会に。


注1) 1922年7月27日-1996年1月30日 レコード・プロデューサー ジャズ・ミュージシャンとしてもクラリネットを演奏。
17歳でSignature Recordsを創業。 レスター・ヤング、エロール・ガーナー、コールマン・ホーキンス等を録音。
その後、デッカ、キャピトルと渡り歩き、61-69年にImpulseレコードの責任者となる。その親会社がABCレコード。この時期、彼はジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、アルバート・アイラーそしてデューク・エリントン等と組んでジャズ史に残るレコーディングを行いました。そして、最も売れたLPは、今回の"What A Wonderful World"でした。

注2) 1921年4月9日ー NY生まれ 作曲家
代表作にThe Lion Sleeps Tonight 
共作に Lullaby of Birdland 、Can't Help Fallin' in Love
1984年 "Songwriters Hall of Fame"入り。

注3) What a Wonderful World:A Lifetime of Recordings (Oxford)



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by Eiji-Yokota | 2008-07-05 11:21 | SONG | Comments(2)
Commented by minmin at 2008-10-15 15:25 x
感動しますね。
彼が「世界はそう悪くないとおもうよ」と思っていたということ・・。 それこそが全ての説得力です。 
彼の生い立ちやその当時の黒人の方々の生活のステージを思うにつけ 彼が心からそう思っていたと言う事に、心が揺さぶられるようです。 
彼はあんなに有名になっても 差別の激しい当時のアメリカ社会では、白人のミュージシャンと同じホテルに泊まることさえできずにいたと言いますもの・・。 同じライブハウスでライブさえなかなか叶わなかったというではありませんか・・。 
あるライブハウスで 彼を慕ってやってきた白人の若いジャズmanと 夜を徹してそのライブハウスでセッションしたことは有名ですよね・・。 扉を閉め切って 誰も入らないようにして、中にいるミュージシャンたちだけの秘密のセッション。  小さい幸せに感謝と祈りをささげてきた彼への神様からの贈り物だったに違いない・・!!
Commented by Eiji-Yokota at 2008-10-15 17:49
minminさん、心の籠ったコメントありがとうございます。
因みに、この部分のサッチモの言葉を原語で記しますと、
Seems to me , it ain't the world that's so bad,
but what we're doing to it …
All I'm saying is see what a wonderful world.
It would be if only we'd give it a chance…
です。
まさに、そのまんま。
この時の発言が事前に練りに練られたものなのか、
和やかな雰囲気のスタジオで咄嗟に思いついたものなのか、色々詮索する人もいますが、言えることは、彼が語ったのは、「自分の言葉」だったと言うことでしょうね。それだけは多分間違いない。
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