Naomi's Choice 小柳有美の歌った歌
by Eiji-Yokota
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You'd Be So Nice To Come Home To

-1943年 Cole Porter -
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アメリカが生んだ偉大な音楽家コール・ポーターの代表作の一つです。
43年コロンビア映画“Something To Shout About”で主演のJanet Blair ジャネット・ブレアとDon Ameche ドン・アメチーがデュエットで歌っています。

この映画からはミュージカル映画音楽賞(モリス・W・ストロフ)と歌曲賞(この歌)がアカデミー賞にノミネートされましたが、残念ながら映画そのものはヒットしませんでした。

映画のあらすじ:
失敗続きのミュージカル・プロデューサー、サムソンは、離婚扶養手当をもらって裕福なドナから「出資するから、自分を主役にせよ」と迫られて困っています。彼女は歌えないし、演技も出来ないし、勿論、踊れないのです。そんな時サムソンの広報担当のケン(ドン・アメチー)が曲を売り込みにきたジーニー(ジャネット・ブレア)と出会います。やがて、ジーニーの才能に気づいたサムソンはドナを罠にかけて警察に逮捕されるよう仕掛けます。しかしショウの初日、釈放されたドナが現れ…
さて、コール・ポーターは、この映画を評して“something to cry about”と言ったとか言わなかったとか。
この映画の詳細データについては、こちら





【 カヴァー 】
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なんと言ってもこの曲の決定的名演として定評あるものは54年にヘレン・メリルがクリフォード・ブラウンをバックに歌ったものでしょう。アレンジはクインシー・ジョーンズ。“HELEN MERRILL”(EmArcy)邦題「ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン」収録。CMにも使われました。
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とは言え、多くのアーティストがこの名曲をカバーしています。Dinah Shoreのカバーもヒットしましたし、最近では中島美嘉(永遠の詩)さんも採り上げています。
ここでは個性的なニーナ・シモンの60年のライヴ"NINA SIMONE AT NEW PORT"(COLPIX)をご紹介。
地の底から湧き上がるような唄声と悪魔的なピアノの響き…
もう、貴方はニーナの呪縛から逃れられない ?
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続いて、ジャズ・ファンに根強い人気のある1枚。
"Art Pepper Meets the Rhythm Section"(Contempoprary)
57年、西海岸(West Coast)を拠点にしていたArt Pepperと、NY(East Coast)からツアーでLAを訪れたMiles Davisの第1期黄金のクインテットのリズム隊(オール・アメリカン・リズム・セクションと呼ばれていました。詳細は"My Funny Valentine"注4参照)とのセッションが企画されました。
このセッションには色々なエピソードが伝えられています。
曰く、ペッパーはその朝にセッションがあることを知った。
曰く、ペッパーはこの曲を知らなかった。
曰く、演奏するのは6か月ぶりだった
…特に最後のものは彼の自伝に書かれているものですが、今日ではディスコグラフィ研究により、数日前にも録音していることが分かっています。
いずれにせよ、当時、ペッパーが薬中毒だったことは事実であり、それでも一旦サックスを吹き始めると、艶やかで輝きに満ちたサウンドが出てくるから、天才はすごい…

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追加でもう1枚、これもベストセラーになりました。
"Concierto 「アランフェス協奏曲」" (CTI 75年)
ボサノヴァやフュージョンでヒットを飛ばしたクリード・テイラーが設立し、プロデュースしたCTIの作品の中で最も人気が高い1作です。ギターのジム・ホールのセンスの良さは折り紙つきですが、この時のサイドメンも素晴らしい。チェット・ベイカー(tp)、ポール・デズモンド(as)、ローランド・ハナ(p)、ロン・カーター(b)、スティーヴ・ガッド(ds) がそれぞれ、良い仕事をしています。
タイトル曲のアランフェスもマイルスのそれとは違った良さがありますが、冒頭の1曲目に収録されている、この曲も、ワクワクするようなジャズの持つ楽しさを感じさせ、個人的にも好きな演奏の一つです。

【 邦題について 】
さて、英語の先生でもある有美さんの向こうを張って、ここで少し英語のお勉強を。

この曲は嘗て「帰ってくれたらうれしいわ」あるいは「帰ってくれれば嬉しいわ」と言う日本語タイトルが付けられたことがあります。(注)
しかし、今日ではこれは歴史的誤訳と言うのが定説になっています。
まさか、「とっとと帰っちまえ!」と言う意味でつけたのではないでしょうから、この回りくどい日本語を好意的に解釈すれば「早く戻ってきてね」と恋人を待っているタイトルと言う解釈になります。
しかし、原タイトルを素直に読めば、あるいは文法的問題として、ここで省略された言葉を補って考えれば、こうなりますね。

You'd be so nice when I come home to you

♫ あなたが待ってくれているのなら
  家に帰るのは本当にうれしい

(歌詞全文はこちら

時はまさに第2次大戦の最中。
この曲がアメリカ人の心にフィットしたのはそんな背景もあったのでしょう。

因みに、有美さんは決定的名唱のある、この超有名曲を、この日(08年3月19日)彼女なりにボサ・ノヴァ・タッチでチャレンジしていました。


注)命名者は、ジャズ評論家・司会者からマルチ・タレントへ、会社経営者で参議院議員も務めた(任期中に辞任)大橋巨泉さん。
一時は、「これはこれで好いんだ」的発言もしておられましたが、後に撤回しておられます。
お嬢さんの大橋美加さん(ジャズ歌手:お母さんは同業の先輩、マーサ三宅さん)のエッセーにも、次のくだりがあります。

当時「帰ってくれたらうれしいわ」と言う邦題をつけた私の父は、最近テレビや文章のなかで、しきりにそれが若かった自分の誤訳で、正しい訳は「貴方が待つ家に帰っていけたら幸せ」という意味であると伝えている。
「唇にジャズ・ソング」(ヤマハミュージックメディア 98年)

追記
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最近、チェックした、Eddie Higgins(p)、Scott Hamilton(ts)のコンビによる第3作、"マイ・ファニー・バレンタイン" (ヴィーナス 06年)で、邦訳が「あなたの家に帰りたい」となっているのを見つけました。
これなら文法的にも正しく、問題ないですね。
アルバムを教えていただいたカフェおやじさん(下のコメント欄及び左の「リンク」を参照ください)に感謝です。



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by Eiji-Yokota | 2008-03-19 11:11 | SONG | Comments(4)
Commented by minmin at 2008-10-07 10:47 x
面白いです。いい訳ですね。 誤訳が続いてきたのはなぜだったのでしょうね。 いろんなライブでその誤訳のまま解説する人が今でもいますよね・・  最初のインパクトって恐ろしい。
Commented by Eiji-Yokota at 2008-10-07 10:52
わ~~い、minmin先生に褒められた。
たしかに、私を含めて、大半の日本人は英語の構造・発想に肌で馴染んでいる訳ではない為、頭だけで理解して誤訳してしまいそうになりますね。
巨泉訳(?)でも、意味が通じてしまいますし、ヘレン・メリル始め女性ヴォーカルが多いので、つい「旦那の帰りを待っているけなげな女性」と言うイメージが浮かびやすいのでしょうね。本当は、この曲こそ、男性が歌った方が良いのかも知れません。勿論、「女性は外に出てはいけない」と言っている訳ではありませんよ。
さて、もう少し、英訳の補足をしておきましょう。
このタイトルの曲者は最後のtoですね。これをto meと解釈しちゃうと誤訳してしまう。
でも、これは文法的には「tough移動(movement)」と呼ばれる英語特有の表現らしいです。つまり…
It would be so nice to come home to you.
これが原型で、このto の後のyouが主語に移動して、同じ内容を表現するものと説明される訳ですが、多分、nativeの方は逆にこんな小難しい説明は出来ず、「だって、こういう言い方をするんだもん」ってことで解説終了になるかも知れませんね。
以上、門前小僧の生兵法講座でした。
Commented by カフェおやじ at 2009-11-14 17:53 x
静岡でジャズ・カフェを経営しており、いろいろなお客さんとジャズを聞きながらおしゃべりを楽しんでいます。
以前、この偉大なヒット曲が誤訳だということを知り、本当の意味を知りたいと思っておりました。
今回このブログでやっと謎が解けてスッキリした気分です。
Commented by エディまーくん at 2012-02-05 16:38 x
勉強に成りましたー。You'd be so をライブでやります。アルト吹いてます。意味も逆なんですね。アート・ペッパーの天才ぶりといろいろ演奏にも気持ちが新しくなりました。ありがとうございます。
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