Naomi's Choice 小柳有美の歌った歌
by Eiji-Yokota
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Have Yourself A Merry Little Christmas

-1944年 Hugh Martin + Ralf Blane -
c0163399_0164741.jpg
クリスマス・ソングの一つ。
クリスマス・ソングあるいはクリスマス・キャロルの区分・全般的解説は、“We Wish You A Merry Christmas”を参照ください。

この曲に関しては、欧米ではクリスマス・ソングの定番として、すっかり定着し、その人気はあの"White Christmas"を凌ぐほど(注1)ですが、日本ではそれ程でもありません。

今回は日米間に横たわるギャップの「謎」についての「私見」を述べたいと思います。
この曲は44年に公開されたジュデイ・ガーランド主演のMGMのヒット映画“MEET ME IN ST.LOUIS”(邦題「若草の頃」)の挿入曲です。
一応、Hugh MartinとRalf Blaneの共作とクレジットされていますが、近年マーティンは「ブレインは励ましてくれたけど、曲作りには何もしていない」と述べているようです。
映画の舞台は、万国博覧会の開催を来年(1904年)に控えて、準備に湧きかえるセントルイス。そこに住む弁護士一家の1年間の物語をフルカラーで描いています。監督は、この作品が出世作となり、その縁で翌年ジュディと結婚したヴィンセント・ミネリ(そして二人の間に生まれた娘が、かのライザ・ミネリ)、更にこの他、当時名子役と言われたマーガレット・オブライエン、トム・ドレイク等の人気スターが勢ぞろいし、MGMとしては「風と共に去りぬ」に続く、ベスト2の興業成績を上げたと言われています。(一説では製作費170万ドル、興業収入756万6000ドルとか)この映画の詳細データはこちら
なお、主演のジュディとプロデューサーのアーサー・フリードについては"Over The Rainbow"でやや詳しく解説していますので、そちらもご覧ください。(曲名もクリックください。)

映画のラスト近く、一家は父の仕事の関係でニューヨークへ転勤が決まり、セントルイスを離れなければならなくなります。友達や住み慣れた土地、そしてようやく親しくなったジョン(トム・ドレイク)とも別れなければならない日が近づいて来ます。
今夜はクリスマス・イブ。
5歳の妹トゥティ役のマーガレット・オブライエンが姉のエスター役のジュディ・ガーランドに言います。
「ニューヨークになんか行ってしまったら、サンタに分からなくなってしまう」
「大丈夫よ、サンタは何でも知っているんだから」
そして、エスターはこの曲を優しくトゥティに歌いかけます。
自分自身の恋心、苦しい胸の内を押し隠して…

♫♫
あなたにささやかなメリークリスマスを。
心に明かりを灯しましょう。
来年にはトラブルは消えてなくなる筈
♫♫

おそらく、この瞬間、この映画とこの曲はアメリカ人の心を鷲掴みにしたと私は睨んでいます。

当時、第2次大戦中の暗い世相に疲れたアメリカ人にとって、20世紀初頭の活気に溢れる古き良き時代のアメリカに対するノスタルジーをくすぐる魔力がこの映画にはあったのでしょう。
かくて、この曲は、クリスマス・ソングの定番となったのでした。
しかし、日本では映画の公開も51年と遅れた上、特段ヒットすることもありませんでした。この曲が日本では今一、知名度が低いのは、このお披露目の際のインパクトの差が後まで影響していると私は考えています。

さて、実はこの曲の歌詞はいくつかの種類が存在しています。

映画撮影の当初は上記の曲の出だしで、タイトルをコールした後、
It may be your last
Next year we will all be living in the past
と言う歌詞でした。(末尾でご紹介するDVD特別版参照)
「最後のクリスマス、来年は私達は全て過去の存在になる」
てな、意味になるでしょうか。
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ジュディが「これでは、あまりに暗すぎる」とクレームし、その他の修正も加え、結局現在の詞になりました。
ジュディ・ヴァージョンを聴きたい方は、"Very Best of Judy Garland"(Warner 05年)をお勧めします。彼女の主演映画の主題歌・代表的な挿入曲が収録されており、映画スター、ジュディの全貌がつかめます。

しかし、これで終わりではありませんでした。
c0163399_1727154.jpg
57年にフランク・シナトラがこの曲を採り上げるに際し、更にマーティンにラスト部分の変更を求めます。
「俺のアルバムのタイトルは"Jolly(陽気な)Christmas"って言うんだ。この部分をJollyに直してもらえないだろうか」と。
結局、「(再会するまで)耐えていきましょう」と言うくだりが、「一番高い枝に輝く星を飾ろう」と変更されたのです。恐るべしシナトラ!(注2)
シナトラ・ヴァージョンは"A Jolly Christmas from Frank Sinatra"「シナトラとメリー・クリスマス」(Capitol)でどうぞ。

以後、カヴァーするアーティストの好みで、それぞれの歌詞が歌われています。(ガーランドも後にシナトラ版を歌っています)
因みに、有美さんはガーランド版で歌っています。

注1) 米国で人気のあるクリスマス・ソング
 米国作曲家協会ASCAPが2007年11月12日発表した過去5年間でオンエアされたホリディ・ソングのランキングによれば、上位曲は次のとおり。カッコ内はその曲で最も多くオンエアされたアーティスト。
参考までに過去の集計も掲示しました。
こうして見ると、時代とともに曲の好みが微妙に変わっているのが分かりますね。

1.Winter Wonderland (Eurythmics)
2.The Christmas Song (Nat King Cole)
3.Have Yourself A Merry Little Christmas (Pretenders)
4.Santa Claus Is Coming To Town (Bruce Springsteen)
5.White Christmas (Bing Crosby)

2003年度
1.The Christmas Song
2.White Christmas
3.Santa Claus Is Coming To Town
4.Winter Wonderland
5.Have Yourself A Merry Little Christmas

1998年度
1.White Christmas
2.Santa Claus Is Coming To Town
3.The Christmas Song
4.Winter Wonderland
5.Rudolph The Red-nosesd Reindeer

注2) 3つヴァージョンの歌詞とこの曲についての関係者の動向
ご関心を持たれた方は、英語のサイトですが、比較的平易に丁寧に解説してあるENTERTAINMENT WEEKLYの特集記事をご参照ください。

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なお、上記映画のDVD(日本版)購入ご希望はこちら→映画「若草の頃」
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by Eiji-Yokota | 2007-12-14 16:39 | SONG
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