Naomi's Choice 小柳有美の歌った歌
by Eiji-Yokota
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Stardust      PART 2

- 1927年 Hoagy Carmichael + 1929年 Mitchell Parish -
c0163399_12565645.jpg

Part 1 より続く

【 Stardust が辿る長い道のり 】

引続き、この曲が辿った道のりを、その人的背景・交友関係にも触れながら適宜脱線しながら、見ていきましょう。

これまで見てきたように、出来上がったばかりの"Stardust"は、当初の"Barnyard Shuffle"のネーミング通り、ミディア・テンポの軽快なリズムで演奏されていました。
これらのバンドの演奏・アレンジからは、「夏の空を落ちていく星の塵」(dust from stars drifting down through the summer sky)のイメージは全く湧かないのは私だけでしょうか?
しかし、ここに来てようやく、新しい動きが出てきます。

Isham Jones アイシャム・ジョーンズ (1894 – 1956)とVictor Young ヴィクター・ヤング (1899 - 1956)の登場です。



c0163399_2242117.jpgアイシャムは、1930年当時、シカゴを拠点とし、既に成功を収めていた作曲家、バンドリーダーでした。
彼はサックスやヴァイオリン、ベース、ピアノも演奏する才人でもありました。
彼の作曲の代表作と言えば “I’ll See You in My Dreams”(1924)、 “It Had to Be You” (1924)、 “(There Is) No Greater Love” (1936)でしょうか。
白人向けの単なるダンス・バンドに留まらず、ジャズ的要素があり、後のスゥィング・ブームの先駆けの一人と言って良いと思います。
アイシャムは同じくヴィオリンを弾く編曲家のヴィクター・ヤングに、この曲のアレンジを命じます。
ヴィクターは後にハリウッドへ居を移し、映画音楽で大成功します。ジャズ・ソングの代表作には"Stella by Starlight"(1944)や、このブログでもお馴染みの"When I Fall in Love" (1952)等があります。
ヴィクターは、この曲のテンポをぐっと落として、この曲の持つバラード、それも失恋の曲(当時、既にミッチェル・パリッシュの歌詞は出版されていました)としての魅力を引き出すことに成功しました。
このヴァージョンはNo.1 ヒットとなり、その後のこの曲のイメージの方向性付けたと言って良いと思います。
ヴィクター自ら奏でるヴィオリンをフィーチャーした同曲は下記で。
Volume 1 (2003年 Old Masters )

上記はアイシャムの1929-1931年のBrunswick専属時代の代表作集です。
アイシャムはその後レーベルをいくつか移籍し、36年には作曲に専念する為に一旦引退します。
現役時代の彼のバンドは多くの有能なアーティストを擁していました。
Bing Crosby とは仲も良く、"Sweet Georgia Brown"(1932)等で共演していますし、ごく短期間でしたがBenny Goodman も在籍していました(録音は残っていないようです)。 やがて、編曲家として大成するGordon Jenkins も、このバンドで腕を磨きました。そして、引退した彼の後、バンドを引継いだのはクラリネット奏者のWoody Herman でした。
ウディは史上初めてバンドを株式会社に組織化し、売れるバンドを目指して「オール白人ながら黒人のサウンドを出すバンド」と言う特色を打ち出し、結果として次に来るクール・ジャズ、ウエスト・コースト・ジャズの担い手の多くを輩出することになりますが、それは次の機会に。


c0163399_14311620.jpg1931年、ミッチェル・パリッシュが付けた歌詞がBing Crosby ビング・クロスビー (1903 - 1977)により大ヒットします。
前記の通り、彼はアイシャムと親しく、ヴィクター・ヤングの編曲を気に入り、彼と組んで、この曲を録音、リリースします。 
Brubswick (E37087-A)、録音:1931年8月19日 NY 
全米5位のヒットとなります。
この前後のクロスビーの人気は凄まじく、まさに後のシナトラ、プレスリー、ビートルズ並の沸騰を見せていました。
クロスビーはマルチ・エンターティナーとして20世紀の米国ショウビズ界で大きな成功を収めた最初の人物です。
彼がプロとしての本格的なキャリアをスタートさえたのはPaul Whiteman ポール・ホワイトマン (1890 - 1967)のバンドでした。
ホワイトマンのバンドには、この曲の誕生にも結果的に関与したビックス・バーダーベックも在籍しており、当時随一の人気を誇り、 ホワイトマンは"King of Jazz"と呼ばれていました。
クロスビーはポール・ホワイトマン楽団のバンド・メンバーとコーラス・グループ「リズム・ボーイズ」を結成して人気を博しますが、1931年、独立してソロになり、"I Surrender ,Dear"始め、立て続けにヒットを連発したのです。
そして9月からCBSラジオで自身の番組が始まるや否や、ラジオの普及と共に全米で人気が爆発。
滑らかに発声する彼の唱法は「クルーナー・スタイル」と呼ばれ、一世を風靡します。
普及し始めていたマイクロフォンを効果的に使い、従来の肉声で大声を力強く出さなければならない歌唱法を大きく革新、スマートで洗練されたイメージを創り上げ、広く大衆の支持を得ただけでなく、後に続く、シナトラ、ペリー・コモ等にも強い影響を与えます。
二人でお茶を~ビング・クロスビー・ベスト・セレクション(2002年 ユニバーサル)

なお、今の耳で聞くと、この時の歌唱はまだ前時代を引摺っている様に聞こえますが、1954年にデッカ専属20周年記念に作成されたLP5枚組(CD4枚組)「音楽自叙伝」では、十分にスローテンポで歌っています。これは彼の代表作をナレ-ション付きで再録音した企画アルバムです。

こうして、この曲は30年にインストで、そして翌年ミッチェルの歌詞付きで連続ヒットし、いよいよ人気曲の仲間入りをしていくのです。

さて、この曲は以後多くのアーティストによりカヴァーされ続けることとなります。
それらについては今後順次採り上げていきますが、ここでは、その皮切りとして、私の独断と偏見で、この曲のイメージを決定付けたとも言うべき定番カヴァーを2つ紹介しましょう。

【 私的決定的カヴァー曲 ~独断と偏見による 】

一つはArtie Show アーティ・ショウ (1910 - 2004)によるもの。
c0163399_1165026.jpg1940年10月7日 LA 録音。
従来になく、大胆にテンポを落としたLennie Hayton レニー・ヘイトンによるスコアと Billy Butterfield ビリー・バターフィールドのトランペット・ソロは、作者すら成し得なかった、この曲に深く埋められていた本来の魅力を掘り当て、本曲のイメージを決定付けたと言って過言ではないでしょう。
41年にリリースされ、全米チャートNo.2を記録しました。
まさに、今日聴かれる本曲のアレンジの全てはここから派生していったのです。
また、クラリネットの名手のバディ・デフランコは、この曲でのショウのソロを「史上最高のクラリネット・ソロ」と激賞しています。

Essential Artie Shaw (RCA 2005年)

アーティ・ショウはクラリネット、バンドリーダー、作曲家として活躍。
ユダヤ系移民の子としてNYに生まれますが、反ユダヤ的風潮の強いコネチカットで育ち、内省的な性格が形成されたと自身で述べています。
今日、あまり聴かれることがないことは残念ですが、"Begin The Beguine"始め、ヒット曲に恵まれ、スィング時代に大衆的人気を博していました。
しかし、彼自身は商業的成功に飽き足らず、クラシック音楽への接近、所謂"The Third Straem"「第3の流れ」の先駆けとも言うべき作品(例:Concerto for Clarinet Part1&2)始め実験的作品を残しています。
ビリー・ホリディ、バディ・リッチ等有能な黒人をいち早くバンドに参加させました。
(この時の南部ツアーでは相当な圧力があったようです)
また、有名女優を含む8回の結婚生活を送ったことでも知られます。
絶頂期で引退し、気の向くままに暮らしていたようです。
「最も優れたジャズ・クラリネット奏者の1人」とも呼ばれています。

次が Nat King Cole ナット・キング・コールです。
c0163399_1248452.jpg

1956年12月19日ハリウッド録音。
Love Is the Thing 「恋こそはすべて」(Capitol 1957年)

"When I Fall in Love" でもご紹介済の名盤ですね

編曲はゴードン・ジェンキンス(1910-84)。
そうです。上記のアイシャム・ジョーンズの楽団にいた人物です。
ジョーンズのバンド解散後、彼は独り立ちして、シナトラ始め大物と組んでヒットを放ちます。
作曲家としても、あのBenny Goodman の "Goodbye" (メリー・ホプキンの歌ったポールの曲ではありませんよ)や"P.S.I Love You" (初期のビートルズが歌ったポールの曲ではありませんよ。あれ?!)が有名です。
豪華で流麗なストリングスの響きが彼の編曲の真骨頂と言えるでしょう。
ナット・キング・コールのハート・ウォームなヴォーカルとジェンキンスのアレンジが融合した結果、稀有な傑作が生まれたのです。このヴァージョンを評するに「完璧」と言う以外の言葉を私は見出し得ません。



【 カーマイケルによるセルフ・カヴァー 】

この頁の最後は作者自身によるセルフ・カヴァーで締めましょう。

c0163399_13283059.jpgカーマイケルは27年の自作自演以来、複数回この曲を録音しますが、そのエッセンスとも言うべきCDがリリースされていますので、ご紹介しましょう。

スターダスト (BMG 2000年)


ここでは、特徴的な3つのヴァージョンが聴けます。

・ピアノでの弾き語り (1960年3月1日 ハリウッド)
・ピアノをバックにミッチェル・パリッシュの歌詞を朗読しているもの (1960年3月1日 同)
・ピアノでメロディだけ弾いているもの (33年12月6日 NY)

60年版はお馴染みのスローなテンポですが、33年版は少しテンポは落としているものの、フレージングは27年版以来の展開となっています。
しかし、この演奏で初めて、私は、ようやく、あの「夏の空を落ちていく星の塵」の煌めきが聴き取れたのです。

では、次回からは、ジャズの歴史を辿る中で様々なカヴァー・ヴァージョンを見ていきましょう。


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by Eiji-Yokota | 2012-11-25 13:57 | SONG | Comments(0)
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