Naomi's Choice 小柳有美の歌った歌
by Eiji-Yokota
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バレンタインとビートルズ / St.Valentines's Day    Part2

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The Muse / Naomi's Choice へ、ようこそ。

いよいよ、Paul McCartney ポール・マッカートニーの新作が全世界でリリースされます。
ポールにしては珍しいスタンダードのカヴァー集ですが、有り勝ちな「売れ線」を意識することなく、実に渋い選曲となっています。
リード・トラックとして"My Valentine"が音楽ダウンロードや一部のPVサイトで公開されています。
これはポールのオリジナル。
Eric Clapton がギターで参加。しっとりとしたバラードに仕上がっています。
アルバムとしては、お勧めはデラックス盤です→ Kisses on the bottom -Deluxe- (Hear Music)

デラックス盤には、ボーナス・トラックが収録されており、その中に、先日紹介した"My One And Only Love"が含まれています。
他に"Baby's Request"も収録。
これって、Wings 最後の曲(1979年のラスト・アルバム「バック・トゥ・ジ・エッグ」のオリジナル盤では最後の曲)ですよね。
色々エピソードのある曲です。

更に、特典として2月14日のスペシャル・ライヴがダウンロード出来るようです。
詳細はポールの公式サイト→ Paul McCartney

そこで、今日は、多少強引ですが、Valentine's Day が間近なこととポールの新曲を結びつけ、ビートルズ・ネタとバレンタイン・ネタをドッキングさせてしまいましょう。

実は既に、このバレンタイ・デー(ヴァレンタインズ・デイ)とビートルズ・ネタについては2年前に一度採り上げて(St.Valentine's Day)おり、今回は、謂わば、その続編=Part2 の位置づけです。




【 Valentine は女性?男性? 】

前回の記事の中でも紹介していますが、Valentine's Day の起源について諸説ある中で、個人的には、ローマ時代の「伝説」の司教 ウァレンティヌスValentinus (? - 269 : 実在自体諸説あり、また複数の人物のエピソードが混同されているとも) すなわち、ヴァレンタインが、兵士の結婚を禁止した皇帝の命令に反して結婚式を執り行って捕えられ、殉教した日と言う説が、私のお気に入りです。
ここからも、推測されるとおり、Valentine は元来、男性の名前です。

名曲"My Funny Valentine" の紹介記事の中でも、明示したとおり、この曲はブロゥドウェイ・ミュージカル"Babes In Arms"の挿入歌で、女性主人公のBillie Smith が、男性主人公の Val LaMar、つまりヴァレンタインに向かって歌い掛ける歌でした。女が男に歌う歌、そのことは、この曲のオリジナル・ヴァースの中に"his"と使われていることからも明らかです。

ただ、スタンダード・ナンバーともなると、男性歌手、女性歌手いずれも歌います。
それに加え、かつて、日本では「女性が男性に愛を告白しても良い日」などと言う紹介によりバレンタイン・デーが普及した経緯もあり、多少の混乱が生じている様です。

また、Valentine は名(First name)だけでなく、姓(Family name)にも使われることもあるので、余計ややこしくなります。
姓の方で有名人と言えば、日米の野球界で監督を務めたBobby Valentine ボビー・ヴァレンタインがいますね。


さて、そこで、ポールの"My Valentine"に出てくるValentine です。

原歌詞全文はここをクリック。


雨になったとしても、僕らは気にしない。
「いつの日か必ず、お陽様は輝くわ」と彼女は言った。

最早、主人公は彼女なしでは日々を過ごせなくなり、
太陽を待つことと彼女を待つことは、この歌の中では、ほぼ同意語となります。

そして、主人公が"This love of mine"「私の恋人」と呼び掛ける「彼女」こそ、「私のヴァレンタイン」です。
う~~ん、これでは、私の理解している"valentine"と言う語句の意味と相容れないなあ…
まさか、恋人を姓では呼ばないし。

因みに、"Be my valentine"と言う表現がありますが、この場合は"valentine"は固有名詞ではなく、一般名詞であり、全体の意味としては「私の特別な人になってくれ」となります。
多分、この曲の"valentine"の使い方もそれに近いと理解すれば良いのでしょう。
つまり、女性が歌う時は"Valentine"、男性が恋人に歌う時は"valentine"。
これで男性も女性も歌えます。
ネイティヴの方、是非、この辺りの用語の使い方、解説をご教示ください。

ポールはこの曲を休暇中に書いたそうです。
ある昼下がり、ランチを終えて滞在客もまばらなホテルのラウンジ。
ポールは置いてあったピアノに向かい、思いつくままに弾き始めました。
「その時に、このメロディが浮かび、その1時間半後には歌詞が出来上がった」
こう、ポール自身がこの曲の創作の背景をコメントしています。
創造の現場に立ち会わせた清掃中のホテル・スタッフが羨ましい!!

【 ポールとバレンタイン・デー 】

さて、ポールには、ズバリ、"Valentine Day"と言う曲があります。
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1970年、ビートルズ解散報道の最中(と、言うより、このアルバムのプロモーションの中で、ポールはビートルズの脱退を表明)にリリースされた"McCartney"(EMI/Apple)の中に収録されています。
このアルバムは全曲ポールが一人で楽器を演奏(当時の奥さんのリンダが一部バックヴォーカル担当)していますが、その出来栄えは、完成度から言えば「デモ・テープ並」でしょう。
"Maybe I'm Amazed""Junk"の様に、このアルバムには、ロッカー、メロディメーカーとしての才能の煌めきを感じさせる曲もありますが、全体的に散漫さは否めません。
それでも話題性も手伝って、各国のチャートでNo.1となりました。
この曲も、機材のテストを兼ねて録音された2分に満たないインストゥルメンタル曲です。

残念ながら、この曲は、特に、これと言って私の琴線に響くメロディもリズムもなく、ポールの意図も良く分かりません。
タイトルも「単純にヴァレンタイン・デイ前後に収録したから付けたのかな」と愚考しています。

屋上屋を架す喩えのとおりになってしまうかも知れませんが、Hear Music からリリースされた、未発表曲集付のスペシャル・エディションで、どうぞ。
"McCartney" (Hear Music 2011年)

【 ビートルズとバレンタイン・デー 】


今から何年も経ち、
僕がすっかり年老いて
髪の毛も抜け果ててしまっても
君は僕にヴァレンタイン・カードや
誕生日のワインのボトルを贈ってくれるかな?

ビートルズと、言っても、結局、今日はポールの話ばかりになってしまいました。

c0163399_21222921.jpgポールは、この曲、"When I'm Sixty-Four"を10代の後半に書いたと言われています。
そして、父のJames ジェイムズ (1902 - 1976)が64歳になった時に、再び、この曲を引っ張り出し、アルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」(EMI/Parlophone 1967年)に収録しました。
そのポールも、2006年に64歳を迎えたのですが(当時、ヘザー・ミルズとの離婚紛争中でした)、今なお現役。2011年には3番目の奥さんと結婚。
そして、今年、冒頭のアルバムをリリースしてきたのですからね。
ポール、今年で70歳。
ストーンズ、クラプトン…
あの時代を生き抜いたミュージシャンは皆元気ですね。

先の2年前の記事では、米国企業が商魂逞しく、駆け出しの頃のBBC音源をリリースする際に、シングル・カットされた"Baby, It's You"のヴァレンタイン・パッケージを紹介しました。

同じ手法は全世界共通の様です。
日本では、EMI以外の音源のリリース権を獲得した当時のテイチクが、手を変え、品を変え、アルバムをリリースしました。
テイチクの音源(インタヴューを除く)のオリジナルは次のとおり。

①ポリドール原盤:Tony Sheridan トニー・シェリダンのバックバンド時代としての録音 4曲 (1961年6月、1962年4月)
②デッカのオーディション・テープ (1962年1月) 12曲 一部は、その後、公式盤"Anthology 1"に収録
③ハンブルクでのライヴ、プライベート録音版、(1962年12月) 30曲(除くMC)
 
曲数は、純粋にビートルズが参加しているもの。
CD自体には別バンドの音源も収録されている。

1985年~86年、テイチクは上記オリジナル音源をアナログ盤でリリース。
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その後、91年まで、上記音源を様々なタイトルで適当に組み合わせては、アナログ盤及びCDでリリースします。
その中に"Valentine Box" (1990年)と言うのが、ありました。
他には「ヴァレンタイン・ボックスⅡ」(1990年)、そして「ホワイトデイ・・ボックス」(1991年)まで繰り出してきました。
しかし、よほど、コアなマニア以外は無用のCDです。

(「じゃあ、貴重なスペースを割いて、わざわざ紹介するな!と怒られそうですが、ビートルズ関連商売の広がり=彼らの人気の凄まじさと商業主義のタフさの一つの記録としては面白いかな、と思いまして…)


【 Kisses on the Bottom 】

では、待望のポールのニュー・アルバムの(レギュラー盤の)収録曲です。

01. I’m Gonna Sit Right Down And Write Myself A Letter
    (Alhert/Young)
02. Home (When Shadows Fall)  (Van Steeden/Clarkson/Clarkson)
03. It’s Only A Paper Moon   (Arlen/Harburg/Rose)
04. More I Cannot Wish You   (Loesser)
05. The Glory Of Love   (Hill)
06. We Three (My Echo, My Shadow And Me) 
    (Dorsey/Robertson/Mysel)
07. Ac-Cent-Tchu-Ate The Positive   (Arlen/Mercer)
08. My Valentine   (McCartney)
09. Always   (Berlin)
10. My Very Good Friend The Milkman   (Burke/Spina)
11. Bye Bye Blackbird   (Henderson/Dixon)
12. Get Yourself Another Fool   (Forrest/Heywood)
13. The Inch Worm  (Loesser)
14. Only Our Hearts   (McCartney)

c0163399_2340291.jpgラストの曲はポールのオリジナルでStevie Wonder スティーヴィー・ワンダーのハーモニカがフィーチャーされています。
既に多くのメディアで公開されています。
8と14以外が、カヴァーとなりますが、有名曲と言えば、3と11でしょうか。
1は、前記ハンブルクでのライヴでも最初に演奏されている、当時のビートルズのレパートリーです。
13は、ポールがプロデュースしたMary Hopkin のデビュー・アルバム"Postcard"(Apple 1969) でも、採り上げており、ポールのフェイヴァリット・ナンバーだったことが分かります。

現在、一部のサイトで無料試聴出来ます→npr

全体的にJazzyな出来上がりです。それも古き良き時代のノスタルジックなサウンド。
ポールの親父さんが演奏していた頃の、つまり、ポールが多感な時代に耳にしていたサウンドなのでしょう。
そして、バックを務めるのが、このブログでもお馴染みの Diana Krall ダイアナ・クラールのバンド!

この続きは、実際に完全版を聴いてから、また、書きたいと思います。

では--


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by Eiji-Yokota | 2012-02-05 00:12 | 口上
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