Naomi's Choice 小柳有美の歌った歌
by Eiji-Yokota
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He Was Beautiful / Cavatina   Part3

- 1970年 Stanley Myers + 1976年 Cleo Laine -
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シンプルで平易なメロディ、可憐で繊細。
時に優しく、時に切なく響き、心に染み入るかのような、その調べ。

Part1では、この曲が作られてから"The Deer Hunter"に使用され、世界的に有名になるまでを見てきました。
それらのシーンに立ち会い、貢献してきたギターのジョン・ウィリアムズ抜きには、この曲は語れませんが、彼もまた、この曲を契機に、大衆的知名度・人気も得て、従来の「クラシック・ギターのプリンス」からポピュラーを含む音楽全般に亘る多彩な活動を広げるミュージシャンへと成長していきます。

一昔前のギター小僧達の目標あるいは動機は、好きな女の子の前で流暢に"Recuerdos De La Alhambra「アルハンブラの思い出」"や" Romance 「禁じられた遊び(愛のロマンス)」"をつま弾いてみせることでした。
彼等のヒーローはセコビアであり、イエペスであり、ブリームでした。
今やそれらに取って代わる存在となったのが、この曲であり、ジョン・ウィリアムズなのかも知れません。

一見シンプルなそのメロディは、誰でも容易に弾けそうな錯覚に陥りがちですが、セーハー(一つの指で複数の弦を押さえる技法、バレーとも言う)も、結構出て来るので、初心者には、実は、なかなかの難物です。


冒頭画像はジョン・ウィリアムズ"Ultimate Guitar Collection" (2005年 Sony)
所謂ベストものですが、上記の曲を含めギターのスタンダードが網羅され、また、彼の広いレパートリーがコンパクトにまとめられており、今やギタリストとして頂点に立つジョン・ウィリアムズやクラシック・ギターの入門編として最適でしょう。しかも比較的廉価です。
なお、ここで収録されている"Cavatina"は96年収録のものです。
オリジナル盤:Plays the Movies (Sony)


Part3では、クレオの書いた"He Was Beauriful"の歌詞、この曲のヒット状況とカヴァー、そして、映画「ディア・ハンター」のヒット以後の関係者達の動向を見ていくことにしましょう。




【 関係者達のその後 】
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スタンリー・マイヤーズは、その後もジョン・ウィリアムズのアルバムをプロデュースします。
"Travelling"(1978年 Cube)
マイヤーズのオリジナルとバッハのポップ風アレンジが主体で、「G線上のアリア」も収録されています。
CD版はPart1同様、Cavatina: the Complete Fly and Cube Collection (2010年 Salvo) で、どうぞ。

"Cavatina"でマイヤーズは英国の権威ある音楽賞(BASCA 英作詞作曲家アカデミー主催)であるIvor Novello アイヴァー・ノヴェロ賞を受賞。
マイヤーズが手掛けた映画音楽は低予算作品を含め60作以上に及び、TV番組(Doctor Who シリーズ 64年~ 等)を含めば130にも及びます。
比較的有名なものとしては、"Lady Chatterley's Lover「チャタレイ夫人の恋人」"(1981)、"Histoire d'O:Capter2「O嬢の物語 第二章」"(1984)、"My Beautiful Laundrette「マイ・ビューティフル・ランドレット」(1985)、"Prick Up Your Ears「プリック・アップ"」(1987 カンヌ映画祭芸術貢献賞)、"The Witches「ジム・ヘンソンのウィチッズ」"(1990年 アイヴァー・ノヴェロ賞受賞)等
ジョージ・ハリスンがかつて経営していたHandmade Filmsによる"Track 29「天国列車で行こう」"(1988)なんて作品もあります。(主題歌はジョン・レノンの"Mother")

1993年 癌でロンドンの病院でなくなりました。63歳

ジョン・ウィリアムズは、"Changes"に続き、今度はビートルズのプロデューサーとして名高いGeorge Martin のプロデュースで"The Height Below"(73年 Cuba)を作成し、ますますフュージョン指向を強めます。
一方でAndré Previn アドレ・プレヴィンやJulian Bream ジュリアン・ブリーム等と共演を果たします。
こうした幅広い音楽活動の一環として、78年にフュージョン・グループ Sky を結成。
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そのメンバーは前記"Changes"のバック・ミュージシャン、即ち、Herbie Flowers ハービー・フラワーズ (b)、Tristan Fry トリスタン・フライ (ds)に、Francis Monkman フランシス・モンクマン (key)、Kevin Peek ケヴィン・ピーク (g)を加えたメンバーでスタートし、クラシックを基調としたユニークなロック/ポップス世界を現出しました。
特に、バッハの作品をアレンジした"Toccata"(80年)は大ヒット、同曲を収録したアルバム"Sky 2"(80年 Ariola/Castle)もUKチャートでトップに立ちました。
Skyのライヴでは"Cavatina"も演奏されていました。
ジョンは84年までSkyに在籍。
以後、ジョンは表面的にはクラシックの世界に戻りますが、その活動は相変わらずチャレンジングで音楽のカテゴリーに拘ることなく、また後進の指導にも注力。
既に70歳になっていますが、今なお、現役として精力的に活動しています。
この10月にもソロで来日公演が予定されていましたが、福島第一原発の一連の事故で取りやめになってしまいました。残念です。

クレオ・レイン(レーン)も、音楽のカテゴリーに拘らない活動を続けてます。
勿論、"Cavatina"で自信を付けた作詞活動も。
クラシカル・フルートのJames Galway ジェイムズ・ゴールウェイと共演した"Sometimes When We Touch"(1970年 RCA)には、「パッヘルベルのカノン」にクレオが歌詞を付けた"How, Where, When?"を収録。
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再びジョン・ウィリアムズと組んで''Let The Music Take You"(1984年 CBS)を作成。
ジョン・レノンの"Imagine"他収録。
1979年には音楽への貢献が認められ、OBE(大英勲章第4位)授与。
97年には女性に授与される勲章としては2番目のDBEを授与され、彼女の公式呼称は Dame Cleo Laine DBEとなります。(男性であれば、Sirが付く、ナイト=騎士の爵位に相当)
2006年には夫のジョン・ダンクワースが爵位に叙せられ、二人はジャズ界では唯一、英国全土でも数少ない爵位持ちのカップルとなります。(この為、彼女はLady Dankworthとも呼ばれることになります)
2010年2月6日、ジョン・ダンクワース逝去。
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80歳を超えた彼女は流石に声の劣れは隠せませんが、今なお現役として活動を続けています。
残念なことに彼女のアルバムの大半、LPは勿論、CDも今日入手困難です。
"Very Best of Cleo Laine - 34 Classic Hits" (1997年 RCA)は、"He Was Beautiful"始めRCAにおける彼女の代表曲を収録した廉価な2枚組。

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マイケル・ディーリー (1932 - )は、「ディア・ハンター」のヒット後も例によって金策に苦労しながらも特徴ある映画を制作します。
その一つが今日カルト・ムーヴィーとして熱狂的ファンを持ち、SF映画の金字塔とも称される"Blade Runner"(1982年 Warner Bros.)です。
当時は興行的には決して満足いくものではなかったのですが…
1984年 Consolidated Entertainment Inc のCEOに就任。TV映画製作。(~90年)
上記以外に関与した主な作品:
"Knack…and How to Get It"(1965)
ビートルズ映画の監督として有名なリチャード・レスターが監督、クレジットはないがジェーン・バーキンのフィルム・デビュー作
"The Italian Job「ミニミニ大作戦」"(1969)
クィンシー・ジョーンズ音楽担当
"Where's Jack?"(1969)
ビートルズが発掘したメリー・ホプキンが挿入歌を歌っている(Blade Runnerでも)
"The Man Who Fall to Earth「地球に落ちて来た男」"(1976)
マイケル・ローグ監督、主演はディヴィッド・ボウイ
"Convoy"(1978)
サム・ペキンパー監督
現在、彼はThe British Screen Advisory Council(英国の映像・音楽産業に携わる多様な団体の意見をとりまとめ、その共通の考え方を政策立案者に対して働きかけることを目的とした組織)の創立メンバーの一人であり、副議長に就任。

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マイケル・チミノは「ディア・ハンター」の成功に気を良くし、次回作も移民と友情をテーマとした意欲先(ジョンソン郡戦争と言う実話がベースになっている)"Heaven's Gate 「天国の門」"(1980年 United Artists)を制作。
しかし、44百万ドルの製作費をかけた超大作は、1週間で興行打ち切り(興行収入は3.5百万ドル)に追い込まれ、ユナイテッド・アーティスツ倒産の引き鉄となります。(MGMがUAを買収)
ユナイテッド社を潰した男として、以後、徹底的にハリウッドから嫌われ、事実上追放されます。
その後、"Year of the Dragon"(1985年 MGM)、"The Sicilian"(1987年 20世紀Fox)等と、一部からは高い評価を受ける作品を制作しましたが、興行的には低迷。復活への道は開けていません。

【 クレオによる歌詞 He Was Beautiful 】

Part1で見てきたように、本作はそれまで殆ど作詞活動に手を染めていなかったクレオ・レイン(レーン)が本格的に作詞を始める切っ掛けになった作品。


彼は美しかった。
それはそれは美しく
私には見えた。
あの人に出会ったその瞬間から
空は太陽の光で満ち溢れた。
そう、それほど彼は美しかった。

凍てつく冬の日
私の夢に出てくるあの人は
まるで春の陽だまりの様。
抱きしめたいほど
美しかった。

以下、亡くなった恋人への想いが綴られています。
このモデル詮索の真相はPart1で。

オリジナル歌詞(英語)の全文 → SeekLyrics

カヴァー作の紹介でも触れますが、男性が歌う時は通常"He"を"She"に替えて歌われます。"You"と歌う人もいるようです。
有美さんは"She"を主語に歌っています。

「この曲は、女性の私でも女性に対して歌う方がいいと思いまして。
 この曲はきっと 男性が書いた旋律と思うからです。
 煌く美しさへの歌だと思うからです。」

うん、間違ってはいない。メロディを書いたのは間違いなく男性(スタンリー)です。
但し、歌詞を書いたのは女性(クレオ)…


Wikipedia等によれば、別歌詞も存在するようですが、私は未聴ですので、ここでは採り上げません。

【 映画公開後のヒット状況とカヴァー作品 】
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この曲を映画公開後最初にカヴァーしてヒットさせたのは、英国のインストゥルメンタル・バンドであるThe Shadows です。タイトルは"Theme from The Deer Hunter"。
79年6月にはUKチャート第9位まで登り詰めます。
Hank Marvin ハンク・マーヴィンはトレードマークでもある、お馴染みのトレモロ・アーム(ビブラート・レバー。エレキ・ギターのユニット。弦のテンションを変えてわざと音程を揺らす機能)奏法を多用して、彼の特徴である端正過ぎる白っぽい音に独特の味をつけています。
45曲収録の2枚組ベスト盤で、どうぞ。
Life Story: Very Best of (2004年 Universal)

これに引っ張られるように、シングル・カットされた本家のジョン・ウィリアムズ盤も順位を上げ、遂に6月30日にはシャドウズ12位、ジョンが13位(ピーク)と仲良く並びます。
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続いて、クレオの歌詞を使ったIris Williamsの"He Was Beautiful"がリリースされ、79年11月UK18位のヒットとなります。
彼女はコントラルト(アルト)で悠然と歌っています。
アイリス・ウィリアムズ (1944 - )は南ウェールズ出身。
ジョン・ウィリアムズとは姻戚関係はありません。
彼女はウェールズ地方では既にそこそこ有名でした。("Amazing Grace" のウェールズ・ヴァージョンである"Pererin Wyf"等のヒットを有していました)
しかし、この曲のヒットで彼女は英国全土で知名度を上げ、以後、TV番組等に引っ張りだことなります。
"Royal Variety Performance" (英国王室を招いて年1回開催される興行) にも度々出演。
2004年にはOBE(大英勲章4位)授与。現在はNY在住。
彼女のアルバムも日本では入手困難ですが、彼女のHPでこの曲が聴けますので、どうぞ。
The Official Website (ここをクリック)

こうして、この曲は映画を離れても有名になりました。

以下、各分野のアーティストの演奏をピックアップしてみましょう。

やはり、クラシック・ギターの作品では、多くのアーティストが手掛けています。
比較的最近のものとなると、共に、中堅どころから大家の域に入りつつあるGöran Söllscher(Goeran Soellscher)イェラン・セルシェルの"Cavatina 「禁じられた遊び~カヴァティーナ/ギター名曲集」"(2007年 Dg/Universal) とDavid Russel ディヴィッド・ラッセルの"Art of the Guitar 「カヴァティーナ」"(2007年 Universal)のアルバムがあります。
前者は柔らかなタッチ、後者は弦を良く響かせた演奏で、流石に二人とも世界的名手の名に恥じません。
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しかし、ここでお勧めしたいのは、最近とみに香り立つ様な大人の女性としての美しさまで備わって眩暈がしそうな…チョット言い過ぎか…村治佳織による"CAVATINA"(1998年 ビクター)です。
少し前の録音ですが、この曲をタイトルにした、このアルバムで、彼女の人気と評価は決定付けられました。15歳でプロ・デビューを果たした彼女は、この時20歳。
村治はこの曲を情感を込め、ゆったりと弾いています。
しかし、楽譜を見ていないので断言は出来ませんが、彼女の演奏はご本家のジョン・ウィリアムズが二重録音で演奏している2本のギターの為のアレンジを1本のギターでほぼ忠実に演奏している様に聞こえます。
勿論、動画で見る限り、また、自分の耳を信じる限り、オーヴァーダブはしていない筈です。
いずれにせよ、みずみずしく女性らしい感受性豊かな演奏です。
収録されている「森に夢見る」のイメージに合わせたものでしょうか、まだあどけなさが残る彼女のポートレイトと木々の緑のジャケットが、視覚的にも穏やかな感じを受けますが、実は、聞きやすさの裏でさりげなく超絶技巧しているアルバムです。

次はピアノ曲を。
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正直に言えば、Richard Clayderman リチャード・クレイダーマン(リシャール・クレデルマン:1953 - 仏)は全く私の趣味と相容れないのですが、これだけCMのタイアップ曲を含め、あちこちで彼の音楽が流れている現実は無視できません。なにせ「世界で最も人気の高いピアニスト」とか「ピアノの貴公子」と呼ばれる存在ですから。
彼がこの曲を採り上げたのは1982年のこと。日本で紹介された時に「小さなピアノの詩」と言う独自の邦題が付けられました。"Cavatina" の本来の意味からすれば、決して間違った訳・タイトルではないのですが、この曲の出来た経緯や辿ってきた道をあまりに無視したものと言わざるを得ません。(おそらく、日本の担当者はこの曲を知らなかったのでは…)
クレイダーマンとしては、華美に流れず、後半のベースを除き、アレンジ的にもあまり手を加えていません。もともとピアノで作曲されていた曲ですから、違和感なく響きます。
コンパクトに纏まったベスト盤で、どうぞ。
リチャード・クレイダーマン ベスト(2005年 ビクターエンタテインメント)

続いては、ラテン・ハープ、インディアン・ハープとも言われる中南米の楽器アルパ(arpa/harpa スペイン語)の演奏から。
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日本におけるアルパ奏者で、現在、おそらく人気・実力ともNo.1にあるのが上松美香(1982年 - :あげまつ みか)でしょう。
彼女については、ラテンの太陽の様に明るいイメージがありますが、このアルバムでは、ギターの名曲にソロで挑戦し、しっとりと聴かせます。
その名もズバリ、「カヴァティナ(限定盤)」 (2008年 Universal)
やや甲高い響きを持つアルパで聴くと、この曲のメロディ・ラインの美しさが一層際立ちます。
今なら、ボーナス・トラック付、SHM-CD仕様の限定盤も間に合うでしょう。お早目に。

さて、ここで、クラシック系の歌声を一つ。
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大衆がシンデレラの物語やサクセス・ストーリーを好むのは世の東西を問いません。
風采の上がらない携帯電話の店員がTVの公開オーディション番組で栄冠を手にします。
英ITVの人気番組"Britain's Got Talent "を勝ち抜いたPaul Pottsの物語は動画サイトや日本のTVでも特集され、御存知でしょう。
全世界で1位を獲得したデビュー・アルバム"One Chance 「ワン・チャンス」"(2007年 Syco/BMG)に収録されたこの曲は、歌詞の He をShe に替え、妻に捧げられています。
(2003年の結婚式で捧げたとも言われています。しかし、この曲、死んだ恋人への思いを綴ったものなのですが… She is beautiful と変えて歌ったのでしょうか?)
いずれにせよ、気持ちの良い歌いっぷりではあります。
特典の多い日本盤でどうぞ。

最後にポップス系の女性ヴォーカルを。
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この曲は菊池寛の「真珠夫人」をTVドラマ化する際、(1974年のTBS版でなく、2002年4~6月のフジテレビ系昼ドラ。横山めぐみ主演)、制作した東海テレビによって主題歌に採用されました。
案外、ここでこの曲を覚えた方もいたのでは…
クレオの歌詞を歌ったのは、ニュージーランド出身の姉弟デュオ rua (同国の公用語の一つ、マオリ語で「2」の意)のお姉さん、Christy (1978 - )。
当時、ruaはNHK-TVの「青春のポップス」にレギュラー出演し、洗練されたハーモニーを聞かせていました。テイチクから同じタイトルでアルバムもリリースしていました。
クリスティは、派手なバックに臆することなく、堂々と歌い上げています。
今は、結婚して米国に在住されているとか…
えっ、ポールに比べ、クリスティの画像が必要以上に大き過ぎる、って ?!
HE WAS BEAUTIFUL(2002年 Maxiシングル盤 インペリアル/テイチク)


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by Eiji-yokota | 2011-04-30 23:59 | SONG | Comments(0)
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