リンク
お気に入りブログ
前田画楽堂本舗最新の記事
記事ランキング
ブログジャンル
カテゴリ
全体ご挨拶・このブログの使い方 INDEX・SONGS INDEX・LIVE INDEX・WHO'S WHO SONG SETLIST WHO'S WHO CD 口上 未分類 タグ
HYMN/CAROL/TRAD(21)
MUSICAL/OPERA(16) MOVIE(12) CHRISTMAS(11) PEACE(9) BEATLES(9) GRAMMY(7) GERSHWIN(6) LATIN/BOSSA(5) CHANSON(4) DUKE ELLINGTON(4) JOHNNY MERCER(3) RODGERS-HART(2) SAMMY CAHN(2) COLE PORTER(2) RODGERS-HAMMERSTEIN(1) TV(1) VICTOR YOUNG(1) HENRY MANCINI(1) HAROLD ARLEN(1) 以前の記事
2016年 01月2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 08月 2013年 03月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 09月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 03月 2007年 12月 その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
画像一覧
|
That's All
- 1952年 Alan Brandt + Bob Haymes-
Nat King Cole ナット・キング・コールが1953年に歌い小ヒットしました。 上画像はこの曲の95年 Digital Remaster版を含む復刻盤 "This Is Nat King Cole"(2008年 Collector's Choice / オリジナル盤 1957年 Capitol) Alan E. Brandt(1923 - 米)は、作詞家、俳優、脚本家として活躍。 Bob Haymes(1923 - 1989 米、NY生 歌手、作曲家)は歌手、俳優のDick Haymesの弟で、Robert Stantonと言う芸名で芸能活動をしていました。 いずれにせよ、残念ながら、二人はコール・ポーターやジョニー・マーサーと言う売れっ子作詞作曲家とは比べくもないマイナーな存在ではありました。でも、1曲でもこうして自分の作品が残せればね… と言うことで、スタンダード・ナンバーには違いないのですが、有美さんがこの曲を採り上げた時、チョット意外な感じがしました。 これまで紹介してきた他の曲に比べれば、やや渋めというか、通好みと言うか、どちらかと云えば、日本ではマイナーな曲でしたから。 先のコールを除きヒットらしいヒットもしていない地味な曲です。日本人でレパートリーにしている方もあまり多くはありません。 【 歌詞 】 ♫♫ 私があなたにあげられるものは 永遠の愛、 あなたが呼べばいつでも傍に行くと言う約束、 あなたのもの、あなたの為だけのハート、 それだけ。 それが全て、それが全て。 私が見返りに何を欲しがっているか訝しがっているのなら、 私の望みがささやかなものと知って喜ぶわ。 今もいつでも可愛がるのはおまえだけだと言って欲しい。 それだけ。 それが全て、それが全て ♫♫ 歌詞原文全部は → ここ ご覧のとおり、"That's All"の語句そのものには「これで終わり」と言う意味はありません。 しかし、これが私の言いたいこと、歌いたいことの全て、と言う意味が転じて、「これが今日の予定曲の全て」と言う意味で、有美さん始め、ライヴの最後に歌われることが多いのも事実です。 【 カヴァー 】 小粋なメロディとコード進行に乗せて歌われる当時の典型的な「可愛い女」スタイルのラヴ・ソング。 と言っても男性が歌ってもマメな男の歌になり、それなりの味が出るから不思議です。 その為か、先に触れた地味な出生の割には?結構多くのアーティストがカバーしてします。 Frank Sinatra フランク・シナトラ "Sinatra and Strings" (1962年 Warner 上画像) は勿論、Mel Torme メル・トーメ "That's All"(1964年 Columbia 右画像)等錚々たる名前が続きます。 インストゥルメンタルでは、私「らしくない」選曲ですが、The 3 Sounds スリー・サウンズの"Good Deal 「グッド・ディール」"(1959年 Blue Note)から。 彼らは米国では人気が高く、商業主義から縁遠いBlue Noteにとって唯一と言って良い、ドル箱的存在=経営への貢献が高い存在でしたが、日本では殆ど無視されてきた存在でもあります。 Jazz解説書や歴史本でも黙殺されているのは、そのBGM的、イージーリスニング的要素が強い=耳に馴染むサウンド故でしょうか。 オスカー・ピーターソンを小じんまりさせて、よりブルージーでソウルフルにした感じとでも言えば、伝わりますか? 小粋にスィングしています。 ポップス界では 59年のBobby Darin ボビー・ダーリン (1936~1973年)による同曲をタイトルとするセカンド・アルバムがあります。彼にとっては単なるロックンロール・アイドルから大人のエンターティナーへの脱皮を図るべく作られた1作。ジャズのスタンダードが多く含まれています。シングルカットされた冒頭の"Mack The Knife"は全米No.1に輝きました。この曲はラテンリズムで歌われ、最後は4ビートになってアルバムのラストを飾ります。同アルバム(ATCO)は1年に亘りチャート・インしました。 この成功を受け、翌年の"Darin at the Copa"(1960年 ATCO) でも、本アルバム収録曲やジャズのスタンダードを彼なりのスタイルで熱唱しています。"That's All"は、ここでもラストを飾っています。 さて、女性ヴォーカルです。 女性シンガー贔屓の私としては、ダイアナ・クラールと並んで、美人ピアニストにして、今やシンガーとしても有名な Eliane Elias イリアーヌも最近のお気に入りです。 ブラジル出身の彼女はボサノヴァを歌わせると、魅力が一層増しますが、この曲もスローで少しけだるく、だけどハート・ウォーミングな感じで歌っています。 "Dreamer 「夢そよぐ風」"(2004年 BMG) しかし、私のお薦めは、何と言っても、サラ・ヴォーンです。 彼女が最初にこの曲を録音したのは、58年 パリでクインシー・ジョーンズのプロデュースによるものでした。オリジナル収録盤は"VAUGHAN AND VIOLINS"(Mercury 59年)。このブログの“Day By Day” で紹介したアルバム“Misty”(63年の"VAUGHAN AND VOICES"とカップリング)にも収録。 しかし、やはり、このブログの"Autumn Leaves"「枯葉」の項でも紹介した“Crazy and Mixed Up” 邦題「枯葉」 (Pablo 83年)が「一押し」でしょう。 アフィリエイトのお知らせ 上記のアルバムに関心のある方は、アルバム、書籍、DVD等のタイトルをクリックすれば、リンクしている販売業者のサイトで詳細を確認できます。購入の判断等はご自身の責任でお願いします。 なお、この本文末尾に2つの文字広告が掲示されることがありますが、これはブログの主催者である excite によるもので、管理人は一切関与していません。
by Eiji-yokota
| 2008-03-19 15:49
| SONG
|