Naomi's Choice 小柳有美の歌った歌
by Eiji-Yokota
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Silent Night / Stille Nacht! Heilige Nacht! 「きよしこの夜」    Part 2

- 1816年  Josef Mohr + 1818年 Franz Xaver Gruber -
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Part1 (本曲の誕生の経緯) からの続きです。

無限の時の中で繰り返される出会いと別れ…
この歌もそれらの偶然の歯車がたまたま噛み合って生まれた作品でした。
戦争の後遺症、洪水や凶作、失職や飢餓との戦いに疲弊したオーストリアの小さな船乗りの村で、ヨゼフ・モーアとフランツ・グルーバーが出会い、共に過ごしたのは僅か2年間のことでした。
その奇跡とも言うべき出会いが世界中で最も愛されている歌を生み出したのです。
ある意味、それは偶然ではなく「必然」だったのかも知れません。

さて、Part1でもご紹介のとおり、この曲はライナー・ファミリー合唱団の活動を通じて、誕生から21年後の1839年には新大陸に伝えられ、現在では300以上の言語に翻訳されています。
冒頭の画像はエンヤ(Enya)による"Oiche Chiun (Silent Night)" [Maxi Single](Warner Bros. 92年)
アイルランド・ゲール語("Danny Boy" 参照)で歌われています。
Part2では歌詞の世界をみていきましょう。



【 歌詞の世界 何が歌われているのか 】

ヨゼフ・モーアの書いた詩は、クリスマス・イヴのテーマどおり、イエス誕生の瞬間を綴ったものです。
(例えば、"O Holy Night「さやかに星はきらめき」"が描く世界も同じです)
全部で6コーラスに及び、今日では各サイトでチェック出来ますが、ここではPart1でご紹介した Stille Nacht Gesellschaft(Silent Night Association)のHPにオリジナル(ドイツ語)と英語訳が並列されていますので、以下の比較検証作業の為、第1コーラスだけ抜き出して下記に掲示してみました。
また、その英語訳に更に日本語逐語訳を付してみました。
後述するジョン・フリーマン・ヤング(John Freeman Young)による英語歌詞(これにも日本語逐語訳を付しました)を、その後ろに掲示しましたので、比べてみてください。
最後に由木康による日本語歌詞を掲示しました。

1.オリジナル歌詞  「シュティーレ・ナーハト、ハーイリゲ・ナーハト」 

Stille Nacht! Heilige Nacht!
Alles schläft; einsam wacht
Nur das traute heilige Paar.
Holder Knab im lockigten Haar,
Schlafe in himmlischer Ruh!
Schlafe in himmlischer Ruh!

2.上記サイトに掲載されているオリジナル歌詞の英訳 (日本語訳は筆者)

Silent night! Holy night!
静かな夜、聖なる夜
All are sleeping, alone and awake
全てが眠る中、目を覚ましているのは
Only the intimate holy pair,
親密で聖なる二人だけ
Lovely boy with curly hair,
可愛らしい巻き毛の子よ
Sleep in heavenly peace!
眠れ、天上の静けさの中で
Sleep in heavenly peace!
眠れ、天上の静けさの中で

3.ヤングによる英語歌詞 「サイレント・ナイト」 (日本語訳は筆者)

Silent night! Holy night!
静かな夜、聖なる夜
All is calm, all is bright,
全ては静まり返り、全ては輝きに満ちている
Round yon Virgin Mother and Child!
そこなる処女母と子どもの周りでは
Holy Infant, so tender and mild,
優しく穏やかなる、聖なる御子
Sleep in heavenly peace!
眠れ、天上の静けさの中で
Sleep in heavenly peace!
眠れ、天上の静けさの中で

4.由木康による日本語歌詞 「きよしこの夜」

清し この夜 星は光り
救いの御子(みこ)は 
馬槽(まぶね)の中に
眠り給う いと安く

日本語訳については、この他にもいくつか存在します。
プロテスタント系では、「讃美歌第二編」(1909)に別歌詞が最初に収録されていました。
由木は個人歌集として上梓した「聖夜」(1927)でこの歌に新しい訳を付けました。
1931年に改定された「讃美歌」に由木訳が採用されて以来彼の訳が定着。
1954年の「讃美歌」改訂作業の際に、当時委員長だった由木自身により語句が修正され、今日(例えば、讃美歌21(1997)にも収録)に至っています。

上記歌詞のうち「馬槽の中に」の部分は、改訂前は「みははの胸に」でした。
この部分に示されるとおり、おそらく由木は当初、ヤングの英訳を日本語に置き換えたと思われます。

キリスト降誕時の情景描写として、ルカの福音書では、ヨゼフとマリアは住民登録の為ベツレヘムに赴くも、宿が混んでいた為に泊れず、「飼い葉桶」にイエスを寝かせたと伝えています。
「飼い葉桶」または「馬槽」は、降誕談の象徴に他ならず、これに合せて歌詞も改訂されたのでしょう。
後記のとおり、由木のキリスト者として、賛美歌作者としての原点は「馬槽のなかに」でありました。
但し、モーアの原詩には「馬槽」はどこにも出てきません。
この結果、モーア、ヤング、由木の3つの歌詞を比較すると、面白いことに登場人物が一人づつ減っていくこととなります。
すなわち、モーアが描いているのは明らかに誕生したばかりのイエスとそれを見守るヨハネとマリアの夫婦であり、ヤングではマリアとイエスの二人に、由木に至ってはイエスのみ、となります。
(「ペア」をマリアとイエスとする解釈もありますが、前後の流れ、 traute paar(intimate pair) の語句にあるニュアンスからすれば、夫婦と解するのが自然でしょう)
モーアの詩は全篇を通すと宗教色が濃い内容ですが、こと第1コーラスに限れば、「聖なる」ペアと言う表現を除けば、万国共通の新しい命の誕生を祝う情景の描写であり、それがクリスチャン以外にもこの歌が受け容れられた大きな要素ではないかと私は考えています。
逆に言えば、モーア、ヤング、由木の順に宗教色(聖書の内容の描写)が強くなっていくとも言えます。

なお、カトリック系では「聖歌集」111番の「しずけき」(注)として別歌詞で収録されていますが、件の部分は「みははの胸に」となっています。

注)
静けき真夜中 貧しうまや 神のひとり子は みははの胸に 眠りたもう やすらかに

静けき真夜中 星は光り 羊飼いたちは うまやに急ぐ 空にひびく 天使の歌

静けに真夜中 光りさして 清らにほほえむ 救いの御子を たたえ歌え 皆ともに


もっと多くの言語訳をチェックしたいと言う方は、下記サイトがお勧めです。
Silent Night Web

【 日米の訳者 】

ここで、日米の訳者二人の生涯について、簡単に見ていきましょう。
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ジョン・フリーマン・ヤング John Freeman Young
1820 - 1885
米国聖公会[監督派教会]の司教(Bishop)

メイン州ピッツトン生まれ。
NYのトリニティ教会の副牧師時代(1860 - 67)、神学・教会建築学・賛美歌学を習得。
この時期に"Stille Nacht! Heilige Nachtt"の英訳を手掛ける。
具体的には6コーラスある原詩の内、1,6,2コーラスを英訳し、順序を左のように変えました。
63年に四声のハーモニーに編曲され出版されました。
今日、彼の英訳は「英語を話す全てのクリスチャンへの永遠の贈り物」と称されています。
1864年にはロシア正教会に派遣されています。
1867年 フロリダ教会の第2代司教に選任され、教育・教会建築に尽くしました。

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由木 康(ゆうき こう) 1896 - 1985
日本の牧師、賛美歌作家

明治29年 鳥取県境港市に生まれる。
実父は教育者・郷土史家の足立正。
少年時代から伝導者の養父(由木虎松)に従い、鹿児島、奈良、対馬、神戸などを転居。 
大正5(1916)年に関西学院を卒業するが、父の遺志を継いで牧師となるため、神戸聖書学校に入学。
大正10(1921)年に上京し、東京二葉独立教会(現・東中野教会)の牧師に就任。
大正12(1923)年、由木は近代神学の影響を受けて、イエス・キリストの神性について思い悩んだ結果、キリストの神性が人性に包まれて、輝いているという確信に到達。
そのことにより、「馬槽(まぶね)のなかに」という賛美歌を作詞。これは、昭和6(1931)年版の讃美歌に収録されて、以後伝道会やクリスマスでよく歌われるようになります。更には英訳され外国歌集にも収録されました。

その後、日本キリスト教団出版部参事、東京女子大学、青山学院大学、フェリス短期大学等の講師を務め、戦後の讃美歌の改訂には委員長として参画。

童謡集「おさな子の歌」や賛美歌「きよしこの夜」など多くの作品を作詞・訳詞。
いずれも新しい感覚と新鮮な表現にあふれ、わが国賛美歌作者の第一人者として知られる。
また、パスカル研究者でもあり、パスカルの『パンセ』を本邦で初めて全訳公刊したほか、関係書多数出版。 
昭和60(1985)年没。89歳

Part3は「カヴァー特集」です。

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by Eiji-Yokota | 2009-12-13 18:25 | SONG | Comments(0)
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